本魂の原点となる想いをここに記します。 | ひらめきを価値に変えるプラットフォーム〜Cross Ambition〜

本魂の原点となる想いをここに記します。

どうもです。
本好き同士のつながりをひたすら追い求め中の村林です。


先日本魂について語った動画をアメンバー限定で公開しましたが、
なんとほとんど音声が聞き取れません…。


本魂への想いやコンセプトは多くの方に知って頂きたいです。
というわけで今回通常記事としてここに記すことにしました。


かなり長くなりますが、本魂の原点となる文章ですので、
ご興味ある方はぜひご覧ください。
そしてこれはことあるごとに私自身が見返す文章なのです。


1.著者・出版社が無視できない書評ブロガー集団:本魂(ホンダマ)は
なぜ生まれたのか?



今多くの書評ブロガーさんが孤立しており、くすぶっています。
そんなブロガーさん同士をとにかくつなげたら面白いんじゃないか!



こんな思いつきから始まった組織です。


ここ一年ほどで書評ブロガーさんは一気に増えました。
きっかけは勝間和代さん。
この方が2008年2月頃に週刊ダイヤモンドで特集を組まれたあたりから
自己啓発に目覚めたビジネスマンが本当に増えました。


そして勝間さんが提唱されたことのひとつが本を読むということ。
フォトリーディングとの絡みで本を読むことを習慣化した方が増えました。
オススメ本も勝間さんがたくさん紹介してくれました。
ある意味受け身の自己啓発が成り立ったわけです。


さてそうやって本を読む習慣ができた多くの人が
次に行き着く先がブログでの情報発信でした。


しかしここでひとつ問題が…。
ブログを書いているからにはやはり見て欲しい。
でもなかなか見てもらえない。
当然です。そもそも母数があまりにも増え過ぎたんですから。
そうするうちにどんどんモチベーションを失う方がたくさん出てきました。


何かしようとする火はある。でもそれが消えかけている。
じゃあみんなで集まれば小さく弱い火も大きく強い火になるよね。
そしてそれを実現するための場や機会を提供するのが本魂なんだ。


そうやってひたすら書評ブロガー同士の横のつながりを追求したらすごいことになる。


その結果著者さんや出版者さんが無視できない集団になれる。
「こいつらに紹介されたらブランドになる」と思われるようになる。


そんなことを考えてできたのが本魂です。


2.書評ブロガー同士のつながりを創ることを目的とする理由とは?


感情の共有を元にできたつながりはとてつもなく強い!


この確信があるから人とのつながりを第一に考えるのです。
そのきっかけをお伝えします。


まずその前提として私はずっとある疑問を持っていました。
なぜブレインストーミングは「批判厳禁」をルールに掲げるのか?


考えるまでもないことですが、
お互いが批判し合って成果となるものは生まれません。
わざわざそんなことルールに加える必要ないんじゃないでしょうか。


でも現実の話し合いの場は批判し合う。当然のように。
じゃあ何かそうせざるを得ない理由があるはず。
それをここ数年ずっと求めていたらつい最近答えを見つけました。


2009年4月18日は私にとって忘れられない日になりました。
その日の終わりに行ったカフェでご一緒したみなさんが語り合う姿を見て
正解を見つけたんです。


その日集まったみなさんは職業も立場もやりたいこともそれぞれ別々。
それなのに話は常に前に前に進んで行って誰一人批判なんてしない。
なぜそんなことができたのか。


感情を共有していたから。


「人のために何かしたい」「人を喜ばせたい」
そんな感情に満ち溢れていました。


ビジネスの現場ではどうしても売上や利益の数値目標が軸になったり、
参加者それぞれの立場や利害関係が色濃く出てきてしまいます。
だから批判してしまうんですね。


この日出会ったみなさんは本当に輝いていました。
本魂という名前を決めて本格的に動き始めた今も
一番大切にしたいのはこの日の体験です。


きっとそうやってできたつながりこそが大きなパワーを生み出すから。


3.感情の共有を目指す上で私が心に決めたこと


感情の共有と一言で言ってもそれを実践するのは難しいです。
簡単にできるのであれば争いなんか起きませんからね。


ではそれを実践するために私が決めたことは何か。
それは、


素直な心で人の話を聴くこと


かの松下幸之助さんが遺された言葉のひとつを見て「これだ!」と決めました。


うがった見方をしてしまったら、
その瞬間からどんな素晴らしい言葉も耳に届かなくなってしまう。
だからまずはニュートラルな状態で人の話を聴く。
相手がどういうことを考えて何を思ってその言葉を伝えてくれたのか。
そこまで考えて聴いてから本当に大切なことを学ぶ。


この考え方で感情の共有を実践します!


最後にひとつだけ。
私にはこんな想いがあります。


定量的な数値や、コンサルティングなどで日常的に使用されるフレームワーク。
そういったツールを使うことで人の気持ちを推し量ったり、
人の心を掴んだりできると考えるのはとても甘い。


本業でコンサルティングビジネスの現場も体感している私は
それの有効性も理解しています。
でも私はこの想いを捨てたくない。


私は本魂をやるにあたってもちろん目標はきちんと設定しています。
いつまでに何をやるか、どうなっているつもりかなど。
ただ、必要以上にいろいろなことをガチガチに固めたくないとも思っています。
なので本当に私が決めておこうと思った最小限のことだけ設定しました。


それよりも愚直なまでにひたすら人とのつながりを追い求めます。


これが本魂の原点となる想いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。