またしても…、若い同志が旅立ちました…。 | チームDCM ~拡張型心筋症に挑む~

チームDCM ~拡張型心筋症に挑む~

ある日突然、拡張型心筋症になってしまった妻と息子と娘…。全国のブロ友と共に手を取り合い、知恵を出し合い、拡張型心筋症と闘う!

涙が止まりません。

またしても…、またしても若い同志が旅立ちました…。

3月25日のブログでもご紹介しました、横尾洋(よこお ひろし)さん(享年13)です(「洋くんを救う会公式サイト 」「洋くんを救う会事務局ブログ 」)。


<関連ニュース>

MSN産経(2012.5.12 19:43)「願い叶わず13歳洋君死去 心臓移植のためNY到着翌日 


まだ13歳…。早過ぎます!かわいそうです!こんなことがあっていいのでしょうか!神様は無慈悲です!先日の同志の旅立ちから続く、あまりの悔しさと無念さで、私たちも平常心でいられません!

~洋さんは小柄な為、体重が軽過ぎて、私たちの息子がつけている成人用人工心臓をつけることができませんでした。もし小児用人工心臓が承認されていて、それをつけることができていれば…。そう悔やまれてなりません。国は、早く小児用人工心臓を承認すべきです!海外の先行例があるのですから!

あるいは、今年度から東大・阪大・国循で始まっている小児用人工心臓の治験を、弾力的に東京女子医大の洋さんに対して実施することはできなかったのでしょうか。東大ではまだ、対象患児さえいません。


しかしながら、つければつけたで、勿論リスクは高いです。息子の脳卒中や感染症、残った障がい等を考えれば、それは火を見るより明らかです。今日も息子は、夕方から血栓が出来てしまい、先程からそれを溶かす為のヘパリン(血液をサラサラにする薬)の点滴が始まりました。今日のINRは3.7(血液はかなりサラサラ)なので、血尿も大量に出ています。したがって、ここからのヘパリン投与は脳出血のリスクを高め、大変危険です。明日の朝の採血で、INRがいくつになっているか、とても心配です…。

次に、「人工心臓をつける」と簡単に言っても、実際には胸の真ん中をのこぎりで切り開き、送血管と脱血管を心臓に突き刺して縫合し、最後に胸をワイヤーで何か所も固定するのですから、それはそれは非常に侵襲的です。息子もつけた後、何カ月も「痛い、痛い!」と泣き叫んでいました。

そして、これまでには、人工心臓をつけていた同志もたくさん亡くなっています。(実は、プライバシーから私たちがご紹介していない、子どもたちの旅立ちもあります…。)


こうなると、本当にどちらがいいのかは分かりません。

やはり、できることなら、

「人工心臓をつける前の、強心剤の点滴の段階で心移植が受けられればよい。」と思います。

更に、今後は、

「再生医療や恒久使用型人工心臓治療が保険適用となればよい。」と思います。

皆さんは、如何お考えでしょうか。


…最後に、私たちは、最期までDCMと勇敢に闘った同志、横尾洋さんのことをずっと、ずっと忘れません。

洋さんのご冥福を、謹んで心からお祈り申し上げます。<合掌>

洋さん、天国でやりたいことを思う存分やってくださいね!