今日も一日、吐き気と果敢に闘った小さな戦士でした。
毎日毎日、本当に立派な息子です。
…昨日は、息子は朝から頭痛を訴え、これまでのように脳内出血を疑った私たちは、また大きな戦慄に襲われました。
息子も、自分が自分でなくなってしまうことに怯え、泣きじゃくりました。(これまでには、会話が成り立たなくなったり、読み書きができなくなったり、先生や看護師さんの名前を忘れてしまったりしたこと等がありました。)
娘も、「お兄ちゃんの記おく、なくならないかな。大じょうぶかな。」と言って心配しました。
ところが、痛みを訴える部位や血液検査の結果(INR )等から、先生は「偏頭痛」と診断なさいました。
その診断にひとまず胸をなでおろし、私たちは頭や肩をマッサージしてやりました。
…偏頭痛であるとは思いながらも、心の中では一抹の不安もあり、「神様、お願いします。頭痛を治してください。お願いします。お願いします。」と連呼していました。
すると数時間後、「治ってきた。」と、笑顔をのぞかせた息子…。
「よかった!よかった!本当によかった!」と、私たちは家族全員で喜び合いました。
(いつも出血の際は、痛みがどんどん増していき、最後には痛みに耐えられなくなり、大声で泣き叫びます。今回は明らかに違いました。)
息子も自らの経験を通し、出血でないと分かるらしく、満面の笑みをこぼしていました。
そして、恥ずかしそうに言いました。
「心配かけて、ごめんなさい…。」
!!
「大丈夫だよ!そんなこと言うな!一番頑張っているのは、お前なんだから!」
私は涙を精一杯こらえながら言いました。
本当に、本当に大した息子です。
私たちには勿体ないと、いつも思います。
そんな素晴らしい息子と出会えたことに、改めて感謝します。
「息子よ、お父さんたちの子どもに生まれてきてくれて、ありがとう!!」
…今晩も他の病室からは、病気と闘う赤ちゃんたちの泣き声が聞こえてきます。
みんな、本当に、本当によく頑張っています。
みんな、絶対に病気なんかに負けるなよ!
最後に…
補助人工心臓を装着され、心移植を待機されている、わたしたちの大切な同志・仲間「かこっちょ様(http://ameblo.jp/25252828nico/page-2.html#main )」が、今度の火曜日に手術です。皆さん、ぜひ応援してあげてください。宜しくお願い致します。