一番最初にスポーツクラブに入会するきっかけって何ですか?

恐らく、「痩せたい」とか「何か運動しないと」とか思って入会しましたよね。


「○○さんのエアロレッスンに参加したいから」

とか、

「ボディ○○のレッスンに参加したいから」

といった具体的なレッスン名(インストラクター名)なんて意識もしなかったと思います。


現在、コナミスポーツクラブに入会してレスミルズレッスンに励んでいるメンバーさんも、自宅の近くや、会社の近くにコナミスポーツクラブがあって入会し、勇気を出してスタジオレッスン(ボディ○○)に参加してみたら楽しかったので、ここまで嵌った。

という方がほとんどでしょう。。


例えば、これが『レスミルズ』と同じようなプレコリオレッスンである『Body Training Systems(現在のMOSSA)』や『ラディカルフィットネス』であっても同じように参加し続けていたと思います。

『レスミルズ』のプログラムはコナミスポーツクラブが代理店となって、積極的に導入されました。

そして、コナミスポーツクラブが買収を繰り返して店舗網を拡大するに従い、導入店舗は増えていきました。

コナミスポーツクラブのスタジオレッスンは『レスミルズ』プログラム中心に編成されていき、『レスミルズ』が新しいプログラムを開発するたびに新規導入していきました。


でも、数年前からコナミスポーツクラブの業績が悪化し、不採算店はどんどん閉鎖。

新規出店もほとんどありません。

既にコナミスポーツクラブのスタジオレッスンは全体的に『レスミルズ』がかなりの割合を占めてきましたので、これ以上大幅な拡大は望めません。

同時に、コナミスポーツクラブ以外で『レスミルズ』プログラムを採用するスポーツクラブも減ってきました。


きっとニュージーランドにある『レスミルズ』の本部は、こう考えたのでしょう。

「このままコナミスポーツクラブと付き合っていても『レスミルズ』は伸びない」


確かにコナミスポーツクラブにおける『レスミルズ』プログラム導入は、これ以上伸びないと思います。

『レスミルズ』が拡大する道は、他のスポーツクラブが採用するかどうかにかかっていますが、コナミスポーツクラブがライバル会社に対して積極的に営業するとも思えません。

よって、コナミスポーツクラブには単なる『ライセンシー』の立場になってもらい、自分たちで拡販していこう。

まぁ、自然な流れですよね。


コナミスポーツクラブには、自分たちが『レスミルズ』を日本に広げたという自負があります。

それなのに、代理店の立場を取り上げられた。

怒るのも無理はありません。


『レスミルズ』本部の読みは、

「コナミスポーツクラブのスタジオレッスンはここまでどっぷりと『レスミルズ』に依存しているのだから、スイッチングコストを考えると撤退はあり得ない。」

コナミスポーツクラブ本社(コナミ本社)としては、

「ここまで酷い仕打ちをされたからには、黙ってられない。でも、経営が傾くのは困る。どこに最適解があるのか?」

とシミュレーションをしている(し終わった?)のでしょう。


さて、勝算はどちらに?