1853年7月8日。
浦賀沖に現れ日本人が初めて見た艦は、それまで訪れていたロシア海軍やイギリス海軍の帆船とは違うものであった。
黒塗りの船体の外輪船は、帆以外に外輪と蒸気機関でも航行し、帆船を1艦ずつ曳航しながら煙突からはもうもうと煙を上げていた。
その様子から、日本人は「黒船」と呼んだ。
(ウィキペディアより)
台風の中、巨人の監督が広島の本拠地に乗り込んだ翌日の水曜日。
「監督に続け!」
とばかりに、巨人の主力級選手たちが広島の本拠地に乗り込んできました。
主力級とは、具体的に名前を挙げると、阿部、小笠原、内海、杉内ぐらいのレベルの選手たちです。
水曜日は非常に魅力的なダブルヘッダーが組まれているので、遅かれ早かれ巨人の主力級選手が乗り込むことは予想できたのですが、
「水曜日といえば、巨人の西のホームグランドでも試合があるはずじゃないの?」
「もしかして、巨人の監督を見限ったとか・・・・・?」
さて、ダブルヘッダーの第一戦。
先々週、先週とは球場全体の空気が全く違います。
広島の監督もすぐに察して、レッスンを始める際に、
「巨人軍のホームグランドから?」
と質問。
今日は3週目。
それも160球の長期戦です。
試合展開も3週目ということもあって、非常に早いスピードで進んでいきます。
それにも関わらず、巨人の選手はすぐにナイスキャッチ。
時には、イチローの背面キャッチのようなアレンジ技まで披露されて・・・
目を丸くしている広島の選手達。
まるで、江戸時代の人たちが初めて『黒船』の姿を見た時のようです。
もちろん想像ですよ。
圧倒的な戦力の差を見せつけたダブルヘッダーの第一戦。
でも、これはまだ巨人の選手達にとってみたら、ウォーミングアップです。
・・・・・つづく・・・・・