運というのは、調子が良い時期と悪い時期というのがあるものなのだろう。私は基本的に、普段 かなり運が良い方なので、たまに不運が続いたりすると、すごく気になってしまう。そして まさに今、運が下がっていると感じているのである。

この一週間で私は、一つしか持っていないワイングラスを割ってしまい、実家のブルーレイレコーダーが不調になり、さらに鳥にフンを落とされるという不運に出くわしている。鳥にフンを落とされるなどという出来事は人生で初めてだし、何しろ 普段かなり運が良い自分がこんなにも短期間に様々な不運に遭うというのが、信じられないのである。

 

極め付けに、昨日の夜中 寝ていたら、悪夢でも見ていたのか、自分の叫び声で目覚めてしまった。

どんな夢を見ていたかは全く覚えていないし、さほど怖い夢だった気もしないのだが、叫び声を上げたことに間違いはない。

 

悪夢を見たのは 最近の不運を気にしすぎていることが原因かもしれないが、このように運の低迷が続くとは、何か悪いものでも憑いているのではないか。

さらに、よりにもよって こんな時期に、私は新居を決め、借用の契約もしてしまった。

 

家選びなどという重要なことを、今のように運が下がっている時にしてしまって良いものだろうか。

 

とは言っても、引っ越しの時期は変えられず、新居選びを先延ばしにすることも出来なかったため、仕方ないのだが。

 

結果、見つけた家はかなり気に入っているのだが、判断力が鈍っていて、住んでみたらとんでもない家だった...といったことが無いか、多少の不安が残っている。


こんな風に考えていても、余計 負のスパイラルに入りそうで良くない気がするので、考えるのはやめて、代わりに楽しいことでも考えよう。

この一週間とは打って変わって、昨年は一年通して いつにも増して運が良く、幸せな一年だった。

 

まず、小さい頃からの夢だった業界への就職が決まった。ずっとやりたかったカフェ巡りや旅行もたくさんしたし、コンサートやライブにもたくさん参加した。

 

さらに、チケットを取るだけでも難しいという、あるアーティストのコンサートチケットまで当選してしまった。

しかも私は、そのアーティストのファンクラブ歴がまだ一年目なのである。

 

三年ファンクラブに入っていても当たらなかった友人もいるくらいだから、一年目で当選というのは相当運が良いそうだ。

 

しかも、願ってもいない、アリーナ席の前から4列目という、いわゆる"神席"である。

 

アーティストと何度も目が合ったり、ファンサービスまでしてもらえて、もう この世に思い残すことは無いと思える程の幸せを感じたものだ。


思い返してみれば、昨年の私の運の良さは尋常ではなかった。

 

就職活動など 今まで頑張ってきたことへのご褒美かと思って受け入れていたが、さすがに普段から運の良い私でさえ不思議に思う程の幸運続きであったと思う。

 

やはり運には、調子が良い時と悪い時があり、帳尻合わせが行われるようになっているのだろうか。

 

運についての詳しいことはよく分からないが、早くいつも通りの運気に戻って欲しいものである。