アルゼンチンの新聞に、シルビアが! | 一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ(ACL)

一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ(ACL)

アーツセラピーに関する情報をお届けします。

一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボのブログへお越し下さり、ありがとうございます。
スタッフの磯部です。

シルビアが、母国アルゼンチンの新聞に掲載されましたので、ご紹介致しますね!!

ちなみに、原文のHPはコチラ
http://www.clarin.com/mujer/mejor-antidoto-depresion-arte_0_1580241964.html
スペイン語が得意な方はどうぞ!

クローバークローバークローバークローバークローバー

鬱の一番の対策はアートである

初期から声の創造的利用者やヒーラーの開拓者である、シルビア・ナカッチ氏はレポーターの質問に答える前に、声は治療にならないという考えは間違いであると明確にする必要があると通告した。
「癒し」や、「音を通した変容」として知られるものは、思考や感動はピュアな感覚的反応だと気づく必要がある。「音楽セラピスト達がこれを理解する時、他人の感覚的反応を緩和する敏感さや能力を鋭くする。現実的に、私達は見えない波動をつかむレーダーのように働く。」

シルビア・ナカッチ氏は音楽家、作曲家、録音作家であり、大学講師である。The Vox Mundiという学校(アメリカ、インド、ブラジルと日本にキャンパスがある)を設立し、Yoga of Voiceを教えている。第57回グラミー賞で、「In Love and Longing」が、ニューエイジ部門にノミネートされた。
「私はルネッサンスアーティストによく似ている」と彼女は定義する。
彼女はまず英語で考え、その後考えを異質なスペイン語(カスティヤ語)に解釈する。
そう、彼女が母国であるアルゼンチンを出て33年も経つ。
彼女の母国言語との触れ合いは彼女を生まれ故郷である連邦首都の北、モンテヴィデオとキンタナに連れて行った。「美しい家ばかりだった」と彼女は言い、いつもピアノとクラシックギターの音楽を勉強していた事を思い出した。
中等部を卒業時、彼女は心理学を学ぶ事を選択した。
1972年にタイチ(太極拳)に出会うまで精神分析学に没頭した。「タイチ(太極拳)は呼吸と動きを通して起こるエネルギーの循環を理解する事に役に立ったし、セラピーへのアプローチも全く変わった。」と、シルビア・ナカッチ氏は語る。

その後、インドへ旅行した際に、真の師匠と出会った。それは彼女にとって一生ものの出会いだった。
音楽は声を通してエネルギー測定器に伝導させることができ、楽器は必要ないことを発見した。
そこでヨガとも出会った。歌う事も含め行い全てがヨガになりうると分かった。日々の練習、教訓としてみなければならない。
インドで養成講座の事を知った。そして感情、思考、自分自身のあり方の“出入り口”としての声の解放に、学んだ事を用いた。
「学校を創立する事」について「人が変容する時は指令があるからだ」と説明する。
サンフランシスコ湾に降り立つと、特待生として彼女を受け入れたAli Akbar Khan大学に空港から直接向かった。そしてその後の人生ずっとそこにいることになる。

1988年シルビア・ナカッチ氏はThe Vox Mundi Projectという現在まで続く独自の学校を設立した。
「卒業生達はコミュニティーを構成し、講師を持ち、私や他の講師が養成している。
私がやることは敏感にさせる事だ。良い音楽セラピストは、堅実である上に敏感で、しっかりと自然と触れ合わなければならない。なぜなら、宇宙の一部であると経験するとき理解し得ないものに対して、私達の感謝の気持ちを強くする事ができるからだ。この人生の取り組みから、人はどのように揺らぎ、人に理解されている、感謝されていると感じるのにどのような言葉を使うかということに敏感になる事ができる。」
全てが整うと、シルビアは彼女のセッションに来る人を受け入れ、彼らの体の感覚について質問し、歩行を観察する。長い音で呼吸の練習をし、ハーモニカ、キーボートやドラムでやさしいメロディーを作り出す。
「リラックスするのに、音楽以上にパワフルなものはない。呼吸を落ち着かせ、抵抗を解き放ち、期待の重圧から放たれる。」そしてこの存在と身体に起こっている事につながり、悟ることになる。

・Vibe
「一度そのVibeに調和すると何だって可能になる。自分の感覚に調和してからは感情が変容をおこし、確信にもどしていく。身体のヨガのクラスでは先生が体を整列し、体に触れる。私が声の調整をする時は、声を聴く。皆聴いてもらい、認知してもらう必要がある。それがカギである。」そしてそれが認知されるという精神分析の成立が得られたと知ることになる。

シルビア・ナカッチ氏はそのテーマの科学的な面も学び、脳の波動を落ち着かせ、響き渡る波動を伝えることができることを発見した。
「依存症などの多くの心の苦悩は鬱が元になっている。私の仕事では、その憂鬱なものを表現的なものに移す方法を行っている。創造性は憂鬱な状態に打ち勝つより効果のある特効薬である。私は人が音楽や祈祷の歌を通し抑圧されたものをあらわにすることを助ける。彼らの家で歌うようメロディーを教える。創造的エネルギーを保つ事は憂鬱な気分を中和させ、創造的な表現は発火したモーターのようになり、消灯したり点灯したりできる。それは美味いコーヒーみたいなもの。」

・養成講座
シルビア・ナカッチ氏は 講師だということに加え、自分は幸運な生徒であるとも考えている。
Choegyal Namkhai Norbu氏、Claudio Naranjo氏やAli Akbar Khan氏ら師達のことを尊敬している。
最も良い声の持ち主だと知られていて、どのような疑問にも答えてくれる知識の持ち主である彼らを選んだ。
「師達を尊敬し、師から学び、ついていく事で混乱から逃れられ、人生が救われた。彼らなしでは宝物とは決して出会えなかった。

保健所で、虐待を受けた人や手術後の患者のための、癒しの空間を作り上げるためによく利用される。この焦点で歌う彼女の12枚のアルバムの1枚(The Healing, foto)。
「彼女達を見ながら手で答えた。今私は“指”を使う事を学んでいる。全ての微分音がスケールの中の動作である。」
この学びがどこまで変容効果を感じる事ができるかを知らしめるため、シルビアは拒絶的な歳を明かすという基礎を築いた。「皆この人はいくつなのかと計算する。私は一度のみならず何度も生き返っているのだから、むしろ歳なんてないと言う。」

・最初と最後の音
出産の場でもこの手法を用いる事がある。
「音楽セラピストは継続的で調和の取れた音を奏でるShruti boxを使用する。そうして産婦は感情を外へ吐き出させる「あぁー」という音を出し続けながらリラックスする。」とシルビアは説明する。
助産室にいる全ての人が産婦と同じ呼吸の周波を探しながら、その音を出し続ける。
その響きから彼女は同伴者の存在をより感じ始め、代謝が上がりお産を行進させ、音が痛みを和らげる。
必要に応じ、安心感を増すために呼吸のリズムを真似するよう頼むこともある。
また産婦のみでなく、看護師達もリラックスする。「誕生したばかりの赤ちゃんの命の第一声はとてもすばらしい!」とシルビアは言い、感動する。

何年もの間彼女はこの流行への対抗を経験し、たくさんの人の人生に終わりまで付き合ってきたため、彼女の言う事は確かだ。
「困難なことが起こっている時、ここでも柔らかい音や呼吸のリズムとの調和が利用される。命の始まりと終わりの瞬間は真反対である。最後の瞬間は精神の安心が主で、逆に始まりは興奮が主である。私にとっての両瞬間は同じである。私は命(人生)を愛している。私は皆に命(人生)を愛して欲しい。」

歌うように彼女は言った。
最後の言葉を抱いていた。

クローバークローバークローバークローバークローバー

いかがでしたでしょうか?

音譜今週29日はシルビア・ナカッチ来日コンサート㏌京都です!
年に一度、シルビアの歌声を聴けるチャンスですよ
詳細はコチラ

音譜シルビア・ナカッチ来日ワークショップについて、
もっと詳しく知りたい方は、
ホームページをご覧ください。

音譜今すぐ、参加されたい方は、
フォームよりお申込みください。

みなさまのご参加をお待ちしております。

お読みいただき、ありがとうございました。

一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボでは、
毎月一回を目安に、読者限定の最新情報や、
アーツセラピーに関するお役立ち情報をメールマガジンにてお送りさせていただいております。

興味のある方は、こちらからお申し込みくださいませ!