12/25必見!「ある粉屋の話」 | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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チェコアニメのキャラクターたちを中心にチェコの絵本などを紹介しているチェコ・チェコランドのイベント・商品情報ブログです。

年末12月25日(金)19:00~
大阪シネヌーヴォの
クリスマス特別イベント!
”クリスマスをシュヴァンクマイエルで”
~松嶋初音と眞部学が語るシュールレアリストの会~

 

以下の作品(74分)の上映のあと、
松嶋さんをお招きしての楽しいトークイベントを
させていただきます。
 
1.棺の家(1966年/10分)
監督ヤン・シュヴァンクマイエル
2.家での静かな一週間(1969年/20分)
監督ヤン・シュヴァンクマイエル
3.ドン・ファン(1969年/33分)
監督ヤン・シュヴァンクマイエル
4.ある粉屋の話(1971年/11分)
美術エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー

上映作品の中でもご注目頂きたいのは、
「ある粉屋の話」
この作品だけ、
シュヴァンクマイエル作品ではないのですが、
奥様のエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーが
美術を担当されています。

多くのシュヴァンクマイエル作品の美術を
担当されたエヴァさんの画は、
人間の深い心理を
怖くなるぐらいリアルに描いております。

「ある粉屋の話」は
とても怖いお話です。

ご紹介しましょう。
 


全編、シルクハットとマントの男が
紙芝居のように画を見せ、静かに謳い上げるように
語ります。
 

 

 

 

ある家族の長男が、兵隊として戦地に赴きます。
 


家族は、長男の無事を祈ります。

 


戦地に赴いてから何十年もたったある日、
長男は帰ってきました。
 


随分立派な兵隊になった兄を見て
妹は最初誰だかわかりませんでしたが、
兄と知って大喜びです。

「お父さんとお母さんは教会に行ってるの。
でも、すぐ帰ってくるわ。
きっと大喜びするわ。」

でも兄は言います。
「父さんと母さんを驚かそうと思うんだ。
正体を明かさず、一晩泊めてもらって、
翌日、僕だということを打ち明けようと思うんだ。」

「素敵!最高のサプライズだわ!」
 

 

 


父と母は帰ってまいりました。
 

 

 


息子だと知らず、立派な兵隊の訪問に
快くベッドを貸しました。
 

 

 


しかし、両親の目に入ったのは、長男ではなく、
長男が携えていたまぶしい金品でした。
 


夢の中で両親との再会を待ち遠しく思う長男。
 

 

 


しかし、両親は、”金品”しか目に入りません。
 

 

 


両親は、長男が携えていた刀に手をかけます。

……

この先どうなるのか…
欲に支配された人間の顔が
すごい描写であらわされています。

正直、クリスマスに見るような作品ではないのですが(笑)
なかなか見応えのある作品ですので、
是非、ご覧ください!
この作品をご覧いただいたあと、
ご家族やご友人の
温かさにきっとホッとされるでしょう(笑)。

ご予約受付けております!
お待ちしております!!
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/chrismas.html