膝痛い時なりの四頭筋訓練 | 今日のリハビリ

膝痛い時なりの四頭筋訓練

リウマチにも運動!と言いながら、痛い時、特に膝や股関節は萎えますよね・・・


その中でも水が溜まりやすいのが膝。

膝関節に水がたまると、大腿四頭筋(膝を伸ばす筋肉)の最大筋力が有意に低下し、関節穿刺で関節液を抜くと13.6%の筋力増加、そこにリドカインを注射すると、更に8%の筋力増加が認められたそうです。


いくら運動がいいといっても、関節に水を溜まっている場合はそれを抜いて、抗炎症薬を投与して痛みを和らげておくことが運動効果を上げるために望ましい、とのことです。

(参考文献:http://www.nakayamashoten.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=978-4-521-72361-7


炎症も痛みもない場合は、リウマチのページで勧めるような等尺性(アイソメトリック)の運動よりは、等張性の運動の方が効果があると言われています。(それは次回に)


膝が腫れていた後は、さすがに激しい運動をしにくいと思います。

そのような場合は、等尺性の運動が安全です。


お馴染みの、

膝の下にバスタオルをロール状に丸めて押し付けるように6~7秒力を入れる×6~10回


それから

椅子に腰かけて膝関節を90°に曲げ、足で床を強く6~7秒踏みつける×6~10回


今日のリハビリ

この1セッション6~10回ぐらいを1日2~3セッション行います。


収縮(力を入れる)時間は6秒で。1回と1回の収縮の間に20秒ぐらいの間を入れます。初めは軽めの負荷(これ以上力入れられないという程度の半分ぐらい)で、できるようになったら7割ぐらいの力を目指して負荷を上げます。


かなり古い報告ですが、リウマチ患者に6秒間の最大収縮を3回繰り返すことを1日3回、週5回7週間行った結果、27%の筋力増加があったという報告があります。


膝関節が痛むと、ヒラメ筋(ふくらはぎの筋肉)が縮んで訓練の妨げになりやすいので、体前屈や、段差をつかったかかと伸ばしなどのストレッチが必要です。


★今日のリハビリ

家でストレッチポールを使ったストレッチをしています。