昨日のぼうず、中学校見学会、


体育館でぽつり、ひとりぼっちで座る。


ぼうずの前には、クラスごとに列になり、


クラスメートと楽しそうにお話しする、


地元小学校の子供たち。


その列と、ぼうずの間は、1メートルも離れていないのに、


お互いずっと遠くにいるような、


それでいて、何となくお互い、


関心があるのに声を掛けられないような、


そんな微妙な空気が流れている。


その近くて遠い1メートルを、ぐっと近寄せてくれたのは、


T小1組の学級委員長くん。


ぼうずの姿に気付くと、すっと担当の先生に近寄り、


「あの子が、きっと、朝お話しした青木君だと思います」


と耳打ち。


すると先生が、ぼうずに近寄り、


「あおきくん、遠慮せず、うちのクラスの真ん中に座りなさい」


こうして、ぼうずはT小学校1組の列の真ん中やや後ろに並ぶ。

並べば、そこは、お互い興味があった者同士。

何が好き、どんなことして遊ぶの?中学では部活に入る?

あちこちからの質問に、照れながら話すぼうず。

その後の校内見学、部活見学でも、1組のみんなと一緒に回り、


途中、僕が話しかけようとすると、


「大丈夫だから向こうへ行っていていいよ」目線。



T小のみなさん、T小1組の委員長K島君、ありがとう。

ご配慮くださった先生方、有難うございます。



何とか、ぼうずの心配は杞憂になり、僕の不安は無駄であり、


新しい一歩が踏み出せそうな予感です。



・・・君は何が好きなの?


「おっぱい!」・・


初めから楽しい1組の男子君たちでした。