オチのない京都での日記 その1 | 紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感 最後の空冷ポルシェとともに

オチのない京都での日記 その1

シルバーウイークは、京都紫野にある町家で過ごす。
連休初日の昼過ぎに品川から新幹線。
座れなかった人たちが、そこここのデッキの窓から外を眺めている。

凛さんは既に何度か新幹線に乗っていて。
おとなしくしてくれるから、オトーサン的には大変助かる。

船岡山の近くの町家で荷物を降ろし。
子供連れなので早い夕食を求めて、狙っていた店に電話するものの、つながらず。
代替案として、行ってみたかった焼き肉とホルモンの店、「アジェ」へ。
木屋町松原。

超旨かったっす。至福の時を過ごす。
ホソ焼きから始まり、上サガリ(ってなんか矛盾しているような名前だが…。)に止めを刺す焼き物も。
レバー、ユッケなどの生ものも。
トマトのキムチも。

気取らず、安くて、いい感じでがやがやして。

でも土日休日は予約が取れず、大変混み合う。
待つ甲斐はあるのだが。
気が短い人は、とりあえず開店する前の仕込みの昼のうちに、順番取る紙に名前を書きに行こう。
名前さえ書いておけば、後から現れても大丈夫。

幸先良い、旅のスタート。

翌朝は、早起きして宇治へ。
学生の頃には、宇治に行こうなどと思わなかったが。

まず平等院をお守りする宇治上神社へ。
世界遺産の一部をなす。
日本最古の現存する神社建築。

$紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感  最後の空冷ポルシェとともに-宇治上神社

確かにこんな格子が使われた神社建築、あまり見たことがない。

$紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感  最後の空冷ポルシェとともに-宇治上神社

湿度は低い秋の空だが。
日差しがとても厳しく、「京都の真夏ってこんな感じだったな」と思い出させられる。

$紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感  最後の空冷ポルシェとともに-宇治橋

お恥ずかしながら、初めて平等院を見る。

$紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感  最後の空冷ポルシェとともに-平等院

すごい人出。
平等院鳳凰堂の内部を見るツアーに、是非とも参加したかったのだが。
次のツアーが1時間30分後です、と言われてあきらめる。

でも、鳳翔館という博物館が充実していて感心する。
現在は千年の年月を経て退色してしまっている鳳凰堂内部の本来の彩色はどのようなものであったのかを再現するCG画像は、息をのむほどの美しさで。

この世で極楽浄土を再現する為に作られた、というのが本当によく分かる。

阿弥陀如来像の柔和な顔を見て、凛も「もっともっと」(もっと見せてちょうだい、の意)と喜んでいて。
雲中供養菩薩像の展示も工夫が凝らされていた。

ゆっくり、おなかいっぱいになるまで見学。
とはいえ花より団子で。
京阪電車に乗って四条に戻り、ベタだが権兵衛で刻みうどん。

しかし子供用のバギーを押しながら観光するのは大変だよ。
至る所で石段。
砂利が敷き詰められているところでは、バギーは押してもなかなか進まず。

神社仏閣は仕方がないにせよ。

京都駅八条東口から地下鉄に乗り換えるところなども。
案内に沿っていってみると、階段しかなく。
エレベーターがあるところを通って、新幹線から地下鉄に乗り換えようとすると。
とんでもなく大回りしなければならず。

地下鉄のホームから上がってくるエレベーターのすぐ横、地下鉄中央改札の目の前に、JR京都の地下改札があるのだが。
その改札口から入ってしまうと、新幹線ホームまでのエレベーターはなく。

どうやって行けっていうねん。

年取った観光客も、大荷物持った観光客も多いはずなのに。

あと、エレベーターがあったとしても、暗くて小さくて汚いんだよね…。

元関西人、現東京在住中の私の感想としては。
東京の公共交通機関のアクセシビリティの方が、格段に上だと思いました。

そして、義理の叔父と叔母に連れられて夕食へ。

その前に、三上家長屋の一角へ。

$紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感  最後の空冷ポルシェとともに-Dorato

彼らはこの奥のDoratoという蜂蜜専門店が気に入っていて、我が家に様々な種類の蜂蜜を送ってくれていたのだが。
実際にお店に来たのは初めて。

どんな感じのお店かというと。
お店のHPだとちょっとわかりにくいので、こちらのブログをご参照。

その後は、京料理フルコースをごちそうになり。
満腹になって、紫野に戻り、無事に二日目が終了。

続く。(気が向けば)