裁判員裁判① | ~自由人の全力迷走blog~
覚えているでしょうか?

昨年7月、LINEでの言い争いから、広島県呉市栃原町の灰ヶ峰山中で少女が集団リンチで殺害、遺体遺棄された事件を。


【広島少女死体遺棄事件】
被害者は広島市安佐北区の専修学校2年の女子生徒(当時16歳)。

犯行グループは、被害者の元同級生で広島市東区の主犯無職少女A(16)とその交際相手の熊本県荒尾市の無職少年B(16)、従犯は主犯少女の友人で広島市中区の無職少女C(16)とその交際相手の鳥取県米子市の無職少年D(16)、呉市の高校生少女E(16)とその元同級生で安芸郡の無職少女F(16)、運転手役の鳥取県湯梨浜の無職瀬戸大平(21)の計7人。


事件の情報量が余りにも膨大なため、詳細は少年院.comを参照して下さい。


事件発覚・容疑者ら逮捕から1年余りが経ち、昨年10月に中等少年院送致となった広島市中区の無職少女C(16・期間3年)・呉市の無職少女E(17・期間1年)・安芸郡の無職少女F(16・期間1年)と鳥取県米子市の無職少年D(16・期間4年)4人の他、検察官送致(逆送)が決定した主犯格で広島市東区の無職少女A(17)と熊本県荒尾市の無職少年B(18)、運転手役の無職瀬戸大平(22)の残り3人が裁判員裁判を受ける事になっています。


その内、今回は唯一の成人である瀬戸大平被告の初公判が8月18日に行われました。

2014081914350000.jpg<瀬戸大平被告>


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【瀬戸大平被告 裁判員裁判予定表 8月4日開示 広島地裁】


《罪状:強盗致死等》

・8月18日 13:30 初公判
・8月19日 10:00
・8月20日 10:00
・8月22日 10:00
・8月26日 10:00
・9月 1日 10:00
・9月 2日 10:00
・9月 3日 10:00 弁論
・9月10日 10:00 判決


《裁判の大まかな流れ》

△本人確認
△罪状の朗読
△取り調べでの調書や証拠品の提示
△罪状認否
△反対尋問
△目撃証言(証人出廷か)
△結審
△求刑
△判決


※主犯少女Aと中等少年院送致された少年D、同じく中等少年院送致された少女Cと、他少女(E・Fのどちらか)の4人が証人出廷を予定しています。

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18日の初公判後の時事通信社Webニュースによると

『広島県呉市の山中で2013年7月、高等専修学校2年の女子生徒=当時(16)=の遺体が見つかった事件で、強盗致死などの罪に問われた無職瀬戸大平被告(22)の裁判員裁判の初公判が18日、広島地裁(伊藤寿裁判長)であり、瀬戸被告は車外での暴行とキャッシュカードで現金を引き出した窃盗罪は認めたが「車に閉じ込めて金を奪うつもりはなかった」と述べ、監禁・強盗致死などの罪は否認した。

2014年8月18日16:43 時事通信社』


残りの主犯格少年少女の公判前整理は既に終了しており、瀬戸被告に続いて裁判が行われるものと思われますが、果たして今年中に主犯少女Aの判決が出るのか、今後も広島地裁裁判予定日開示をチェックしなければなりません。


また、被害者は昨年6月28日に亡くなっているので、その年のお盆前に49日を迎えられず、この夏に1周忌と初盆を迎える事となり、ご遺族はこの1年どれほど長く感じられたでしょうか。


突然愛する我が子を失った悲しみは計り知れませんが、その死に相応しい厳罰を願って止みません。


※この事件を風化させない為に、関係者の裁判員裁判について随時更新して行きたいと思います。