A様からの御依頼でプレゼント用のスプーンを制作＾＾
使用する木はお任せという事で
自身が今まで、ヒノキやケヤキなど10種類ほどの木で試した中で
口当たりや手触り、使用頻度による劣化などを考慮した中で、一番良いと思った「水目桜」を使いました。
「水目桜」は、高級家具に利用される木材で、木質は弾力があり硬質で、密度が高く丈夫でしなやか。
古くは大和朝廷に献上する弓（梓弓）の心材に用いられていました。
別名を梓（あずさ）といい、梓の木で作った弓は梓弓と呼ばれ、古来より巫女さんが神事の場で使用していました。
「梓」は古今和歌集の中に「張る」「引く」「はねる」などの「ばね性」を連想させる、歌の枕詞としてたびたび登場しています。
糸鋸盤で切り出した所
くぼみの部分をひたすら削り出す所
ヒノキなどに比べ木質が硬いのでかなり大変^^;
裏面と全体は切り出しナイフで
その後サンドペーパーでひたすら磨き柔らかいラインに
120番のサンドペーパーから磨くごとに水に浸け毛羽立ちを無くしていく
120番から最終は2000番で仕上げるまで10数回水に浸ける作業
通常販売されているウレタン塗装等で仕上げているスプーンは毛羽立つことが無いのでここまで細かなサンドペーパーで磨く事や、水に浸ける作業も要らないが、仕上がりと口当たりが格段に違いますよ♪
「まさに究極（愛のこもった）スプーン」
磨いただけでこの艶です（何もつけていませんよ＾＾）
仕上げは、食用のクルミをつぶしてクルミオイルをつくり塗り塗り
美しく仕上がりましたぁ～＾＾
プレゼント用に木で型台もつくりました＾＾
麻のリボンでおしゃれに着飾りましたよ♪
使って頂いた方の満面の笑みがみえてきそ～う＼(^o^)／
木の温もりはいいですよ♪
木のスプーンを一度使うと金属のスプーンには戻れませんよ（笑）
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ＬＯＶＥ．Ｋ．ＡＲＴ
～愛に生きる豊かな暮らし～
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