みいちゃんへ
30歳の誕生日おめでとうございます。
結婚して約三年がたとうとしていますね。あなたにとってこの30歳を迎えた年は忘れることのできない人生のおおきな節目になることと思います。
平成18年2月14日、バレンタインデーに入籍し、その年の5月20日に結婚式を挙げましたね。翌年6月ごろだったでしょうか。お腹に赤ちゃんが授かったことを知らされた時の喜びは今も忘れられません。
その間にも2回の入退院の繰り返しがありましたが、今年2月に元気な男の子をこの腕に抱かせてもらうことができました。
しょうちゃんがうまれてからの毎日は本当に昔の時間が戻った様に幸せな時間をあなたにもらうことができました。ありがとう!
そして、出産の喜びと子育てもこわからと言う時に、大腸がんという思いもよらない病気と遭遇してしまいましたね。母にとっては頭に爆弾を落とされたようなショックでした。
「うそでしょう・・?どうしてみいちゃんなの?どうしてみいちゃんでなければいけないの?これから幸せが待っているのに・・・」
変わってやれない悔しさと運命に憤りを感じました。しかし、あなたは、そんなときもとても冷静でしたね。私のほうがあなたのその冷静さに救われた思いでした。でも心の中は恐怖と不安が交錯し動揺していたのだと思います。
今まで見たこともないみいちゃんの強さに改めて母親になった強さを感じました。
でも、そんなみちゃんをいつも支えてくれたのが、よしくんでしたね。
よしくんにも、妊娠出産から始まってず~っと心配のかけどうしでしたね。
そばでいつもみいちゃんを元気付けてくれてありがとう。
私には一つだけ今でも忘れられない場面があります。 それは、今回の検査結果がでる前の晩、布団の中でみいちゃんにゆっくりと言い聞かせていましたね。
「良いことだけを考えるようにしようね。明日の朝、起きて病院にいく。検査の結果は異常なし。帰りは・・・・ヤマダ電機に寄って大きなテレビを買いに行く。夜はみんなで食事に行く。」
そんな言葉を呪文のように何度も何度もみいちゃんに繰り返して言わせて心に安心を与えてくれましたね。
千葉のお義父さん、お義母さんにもたくさん心配をかけてしまいました。
身体を温めておかないといけないと言って、毎日一時間もかけて温灸までしていただきましたね。たくさんの人の温かい気持ちに支えられていたからこそ今のみいちゃんがあり、おだやかにいられたのだと思います。
よしくん、本当にありがとう。そして、最後に「大ジョッキの会」の皆様、みいちゃんのためにサプライズの誕生会を催してくださりありがとうございます。 ご縁あり出会えた個性あふれる楽しい皆様、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
平成20年11月29日 母より
今日、棚の整理をしていたら出てきた、みんなの寄せ書きと母の手紙。
昨年11月29日の私の誕生日、妹からご飯食べに行こうといわれ実家に帰ってきた私達。 私はまだパジャマ姿でトイレに行ったり来たり。 そんななか実家の玄関のチャイムが鳴り、出てみると突然のクラッカー攻撃
みんなが退院した私を祝って、遠いところから駆けつけてくれた。
とても嬉しくて涙がでた。
母は、不在でしたが、誕生会のフィナーレで母から手紙を預かっていると妹から渡された。
みんなの前で読ませていただいた。
途中から声が詰まって言葉にならなかったよ。
私はなんてすばらしい人たちに支えられているのだろう。
おかあさん、ありがとう。 妹のともちゃんもありがとう。 よしくん。ありがとう。 しょうちゃん。ありがとう。 みんな、ありがとう。
私は頑張るよ。 頑張り続けるよ。
ふと、そのときのことを思い出して涙した私でした゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚