17 洗剤のシミ シミ抜き INDIVY | クリーニング業者や主婦が「洗ったら思わぬ結果になった」あらゆる衣類を復元!

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さて、作業に入る前に

 

「洗剤のシミがついたら、どうするか?」

 

を20代、30代、40代、50代の既婚、未婚の女性にアンケート

 

をとってみました。 その結果、ほとんどの方が、

 

「クリーニング屋さんへ持っていって、何かしらのシミ抜きをしてもら

 

う」

 

というお答えでした。 一部に、

 

「水洗いでもう一度やってみて、ダメならクリーニング屋さんへ」

 

というご意見もありましたが、ほとんどの方が、

 

「洗剤のシミは素人の手に負えない」

 

と判断してクリーニング屋さんを頼るようで、今回の新小岩の

 

お客様もそうだったようです。

 

さて、昨日の疑問、

 

「シミや汚れを落とすための

 

洗剤がなぜシミになるのでしょう?」

 

洗剤は量が多すぎたり、すすぎが不十分だったりすると衣類に

 

残留し、乾く過程で水に溶けた洗剤が繊維を移動し、最終的に

 

水分が蒸発して乾く直前に、その部分に溜まります。 その部分

 

には高濃度の洗剤のアルカリが集積していますから、これが

 

シミとなって現出するのです。 他にも原因はありますが、多くは

 

このパターンでしょう。 

 

よく、セーターを平らにヨコにして乾かす

 

「セーター干しネット」

 

がありますが、どうしてもネットよりセーターの方が大きいので、

 

これらで干す時は

 

「くしゃっとした状態」

 

で乾かそうとすると、ところどころ山になった部分に残留した

 

洗剤が溜まってシミとなります。 

 

「すすぎは十分に」

 

を心がけることで、こういう事故を減らせます。

 

では、そうなってしまった今回のご依頼品、どうやってしみ抜きする

 

かと言うと、

 

「洗剤のアルカリを除去する薬品」

 

を使うのです。 

 

まず50度程度の温度のお湯を作ります。

 

 

 

 

ここにその薬品を入れて、

 

 

温度を50度に上げます。

 

 

併行してご依頼品の採寸を済ませておきます。

 

 

 

 

 

 

では、この中にカーディガンを浸け込んでいきましょう。

 

 

 

中でしばらく撹拌し、

 

 

 

十分に洗剤のアルカリが分解したと思われるところで引き上げます。

 

 

で、十分なすすぎを行います。

 

 

 

そして、平らにして乾燥。

 

 

この機械は下から熱風が出てくるので、すぐカーディガンが乾きます。

 

位置をずらしながら乾かせば良いので、

 

「カーディガンが大きいから、くしゃっとして乗せる」

 

必要がありません。 便利です(笑)。

 

 

では明日は乾いたところから、ご覧に入れましょう。