沈黙の悲しみ | 自死遺族となって

自死遺族となって

父が自殺しました

自死遺族は悲しむことさえも許されないのでしょうか。

堂々と涙を流し、悲しいとつらいと言ってはいけないのでしょうか。


自殺は悪いことで、やってはいけないこと…

自殺者が罪を犯した人間のように扱われ、加害者のようにみられ…


確かに1人の人間の命を殺めていることにかわりはないので、殺人ということになるのかもしれません。

しかし、父はうつ病になりながらも生きようと必死でした。

生きようと思ったからこそ絶望を感じてしまったのです。人は絶望の闇のなかでは生きていけません。


事故や病気、災害で父が亡くなっていたら堂々と悲しめたのかなと思ってしまいます。

お門違いだとわかっています。だけど、こう思わずにはいられません。

悲しいと言えなくてつらかったです。つらいです。


粗末にしてしまった命なんて1つもありません。

たまに治ることが難しい病気の方に対しての引き合いに自殺者のことをだすことがありますが、

それは違うと思います。

うつ病になり精神的に追い詰め、追い詰められ、最後に行き着くのが死なのです。

それしか自分を救える方法がなくなってしまった結果なのです。

だからむやみに引き合いには出してほしくないと思います。







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