「予知夢」、「容疑者xの献身」、「たぶん最後のご挨拶」 | 無題

 なんというのか、東野圭吾のファンになったような気がするのでとりあえず「ガリレオ」シリーズと「たぶん最後のご挨拶」を読むことに。これだけのものを同時に買うほど余裕が無いので図書館へ。インターネットから注文できるので予約したら近所の図書館に行くだけでいいわけです。もちろんいちいち書架を探す必要も無い。楽ですが、 欠点は他にも読みたい人はたくさんいるということです。特に「ガリレオ」の1stである「探偵ガリレオ」と最新刊の「ガリレオの苦悩」は予約してもくるのはだいぶ先のようでした。そんなわけで残りの3冊を早速借りることに。 本のチョイスがおかしいのはそのためです。


 まず予知夢から読み始めました。まあ普通に面白いです。ドラマ版では主人公が女性になっている為に設定が多少変えられている事に気付きました。まあ所詮はドラマですからね。男女を問わず支持を得やすい女優が主人公に起用されるのは当然です。そういえば「富豪刑事」でも一緒だったなあ(ドラマ版はあれはあれで深田恭子がはまり役だった)。

 そんでもって「容疑者xの献身」。天才数学者の描写にリアリティがあっていい感じでした。最後も何だか悲しい感じでとてもよかった。もちろんトリックには気付きませんでした。登場人物のいうことを鵜呑みにしてました(これだと天下一に馬鹿にされそう)。

 で、「たぶん最後のご挨拶」を読み始める。半分ほど読んで「自作解説」のところで東野先生の著作の多さに驚きました。20年もやってりゃあそれぐらいあって当然だろうけどね。「映画化など」のところにきてさすがにこれは読まないほうがいいな、と感じました。著作もろくに読んでない、おまけにその映画版も見ていないとあっては読んでも楽しくないな、と感じたからです。前半は面白かったですよ。特に「本を買ってくれる人が作家を支えてくれている」という意見には苦笑。京極先生も「本が高いという人はその本の価値を認めていない」といっていたし、作家も本を売るのに必死なんだな、と。もちろん本を売って(たったそれだけのことで!)生活しているわけですから、言わないほうがおかしいわけですが。


 というわけでこれらを読むのに(正確には全部読んでないけど)2日程かかりました。1日中だらだらしている人間にしてみれば普通のペースでしょうか。