谷川岳 高倉沢右俣

2016年10月29日

谷川一ノ倉沢の紅葉が、上毛新聞29日朝刊の一面トップにカラーで掲載されるほど、

谷川界隈の山麓は錦絵の世界でした。

新潟六日町三国川ジロト沢の計画を、天候が期待できる谷川の群馬側に変更し、

一ノ倉沢の紅葉フラッシュとスラブ楽しむため、ゼニイレ沢に転進しました。

朝6時のみなかみは快晴に近い青空。ところが白毛門Pに着くと曇天に。午前9時頃から回復との予報に反し

一体は木枯らし一号の強風と冷たい雨となる。

とりあえずゼニイレ沢に入るも、雨風強くco900mで引き返し、谷川高倉山の高倉沢に再転進。

高倉沢の出合は貧相ですが、標高900m付近まで滝とナメが続く良渓でした。

co910mで滝も終わり、雨と風で体も寒さの限界に達し、左岸の尾根から入渓点に下降しました。

高倉沢左岸尾根からの紅葉フラッシュ!

【コース】

28日:練馬高野台駅22:00-みなかみ某所仮眠

29日:白毛門P7:30…ゼニイレ沢8:05…co900m撤退…ゼニイレ沢出合9:15…白毛門P9:45=

R291号土合スノーシェルター10:10…高倉沢10:20…右俣co910m12:45…左岸尾根下降スノーシェルター14:00

高倉沢地形図

紅葉の新道(写真Yさん提供)

ゼニイレ沢F1(写真Yさん提供)

強風に耐えられずゼニイレ沢撤退

湯檜曽川(写真:Yさん提供)

新道も綺麗でした

R291号土合のスノーシェルターに移動

湯檜曽川を徒渉して高倉沢へ

貧相な高倉沢出合

ところがところが…(写真:Yさん提供)

いいよ!いいよ!滝が切れ目なく!

恐ろしいど滑る沢床で生まれたてのバンビちゃんとなる

(写真:Yさん提供)

このナメの先で二俣に

右俣入るとしばらくゴーロと小滝が続く。co820mの二段滝。ここは巻き気味に左から。

co860m付近のトイ状滝。取付きは少々てこずるが、なかなか面白い。水が超~冷たいなぁ!

トイ状滝を上から

左岸尾根はco800mの鉄塔まで緩い石楠花責めにあうが、鉄塔からは巡視路で下れた。

されど雨と風は続き、極寒下山となる。真沢の湯と沼田の山彦で身もお腹も温め、帰京した。