ほろ苦い那覇の経験 | うどんバカ日記--88うどん公式ブログ--

ほろ苦い那覇の経験

こんちは
一号です。

先週末
那覇に行ってきました。

那覇に行くのは約20年ぶり

小さい頃は南国の雰囲気に圧倒され
最高の記憶が残る島。

ちなみに今回は
ツールド沖縄に参加するため。

自転車レース最高峰といわれ
最北端から南下し名護がゴール

選手だけでも3,000人以上集まる

途中には10近くの峠越えがある難コース!


南国のレースは楽しいだろうという
甘い考えは前日の練習で完全に打ち砕かれました。

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写真ではわかりにくいのですが
体重をかけて踏み込まないと
途中で止まってしまうレベルの坂が続く

それが長いところでは7キロ以上続く

そして南国らしからぬこの日の天候は大雨

下りなどでは70キロを越えるが
雨のせいもあり多少のミスも許されない。

登りも下りも気が抜けない感じ

その後、車で試走しただけでも
その厳しさが十分理解できた。

身体は1年間トレーニングしてきたこともあり
最高の仕上がり。

ある意味言い訳はできない感じ。

とにかく翌日のスタートを覚悟して待つのみ。
前日は、眠れない事もあり泡盛を少し飲んで寝た。

翌日は5時に起床!
入念にストレッチ

外の天候は前日の強風、大雨とはうって変わって
曇りで風も殆どない感じ。

天候はなんとか味方してくれた感じ。

そしていよいよ9時50分スタート。
スタートから辺戸岬に向けて登りが続く
5キロほど登って一気に下り、集団のスピードが一気にあがる。

スタートからわずか10キロで集団は大きく縦に
割れていき、自分は先頭集団の後方
なんとか、ついていく感じのハイペース

そして二つ目の峠にさしかかる
ココは前日に登ったところ
ある程度イメージできていたはずなのに
馬鹿みたいなハイペースで登りの前半をこなしてしまい
頂上付近では一気にペースを落としてしまう。

こんな序盤で集団から遅れてしまう。

ここからはしばらく一人旅。
激坂を何個かこなしていくなかで
小さな集団に吸収される。

ここでロードレース独特の協力して前に追いつこうとなった。
もちろん、みんな初対面。
協力とは1人30秒程度先頭を走り風よけになって
集団のペースを高い状態に保つのです。

この協力が見事に成功し
どんどん前の集団に近づいていく。

60キロ地点で再度先頭集団に復帰
奇跡である。

追いついたところでまたしても
峠がスタート

協力し合った仲間はそこでなんとみんな力つきてしまい
自分だけがなんとか集団に残る。

ただ、このときすでに自分の脚は限界に近く
どんどん硬直して、つってしまう事もちらほら

そして80キロ地点で
とうとう本格的に脚がつってしまう。

まさしく坂の練習不足が原因

自転車の上であらゆるストレッチの姿勢をとるも
なかなか回復しない

こんな経験は初めて
もう 年かな??
色んな事が頭によぎる

それでも人間の身体は不思議なものでストレッチを繰り返すと
回復しようと考えなんとかもとに戻ろうとする。

自然治癒力というのでしょうか?

ただ、すっかり集団の背中は遠くなり
またしても孤独な旅に戻る。

ここから、脚がつっては回復の繰り返し。
調子いいと思い気を抜くと信じられないつり方をする。

残りの数十キロは本当に地獄でした。

きっと100回以上脚が吊ったと思います。

それでも残り10キロ名護に戻ってくると
沿道には張り裂けんばかりの声援があり、
なんとかゴールまで自分の身体を運ぶ事ができました。

途中何度もこんな苦しい事をなぜするんだろうと思ったが
不思議なものでゴールした瞬間には
来年絶対リベンジしてやるになる。

今年1年この試合に出る事をイメージしてトレーニングしてきた。
また、最初は完走目的だったのが、上位入賞と目標が変わっていった。

ある意味高い目標に向かっていけた1年ではあったが
結果はいまいち

仕事も趣味もですが現状をしっかり把握、そして試行錯誤を繰り返し
自分にあった練習を楽しみ来年必ず目標を達成したいと思います。


たかが、趣味ですがそれでも
100%の力(本気)を出す事をしばらく忘れていたような気がします。

今回の大会を通して、必死で本気で向かっていくという気持ちを
思い出せた気がします。

いくつになっても本気になると気持ちのいいものですね。

ほんだらの
馬鹿一号