４月13日（水）晴
わさおって誰？
子供の頃、不細工な私の身を案じた兄から、
「そのみっともない顔に眼鏡をかけたら、ヨメの貰い手がないぞ」
と脅かされ、近眼にならないよう気をつけ、どうにか眼鏡をかけずに大人になったのに、一向にヨメの貰い手がなかった。しかも、ド近眼で瓶底のような眼鏡をかけている人でも、どんどん結婚していくのを見て、結婚と眼鏡は関係ないのだ、とやっと気づいた頃は、老眼鏡のお世話になるトシになってしまった。
ずっと眼鏡をかけない生活をしてきたから、急に遠近両用眼鏡をかけると、手元の字を読んだり書いたりするのには欠かせないが、眼鏡をかけたまま歩くと、階段を踏み外したり、角にぶつかって骨折したりする。車の運転も、眼鏡をかけると、フレームがわずらわしくて、かえって危ないので、かけないで運転してきた。
ところが、免許証更新の視力検査にひっかかり、とうとう免許の条件欄に「眼鏡等」と書かれてしまった。つまり、眼鏡をかけないで運転しているところを見つかったら、アウトということだ。
本日のトホホ
眼鏡専門店に行って相談したら、車の運転時の遠近両用の他に、中近用と近々用も作ることになった。
できあがった近々用の眼鏡をかけてお店の手鏡で顔を写したら、ギョッ!!!・・・
そこには、ぞっとするような老婆が写っていた。しみ、そばかす、しわはもとより、汚い毛穴まではっきりくっきり見え、よくこんな顔で今まで平気で生きてこれたものだと
今すぐ死んでしまいたい気持ちになった。そういえば白内障の手術をした人も同じことを言っていた。ああ、知らぬが仏、知らない方がシアワセだったというのはまさにこのことだ。
本日のウフフ
会計をしている間、店内を見渡すと、ワゴンに犬のぬいぐるみがたくさん並べてあった。口にくわえさせると、眼鏡スタンドになり、口の中は眼鏡拭きの生地になっているから、抜き差ししていると眼鏡がきれいになるというわけ。
犬は種類が多いから、ゴールデンレトリバーやブルドッグ、トイプードル等いろいろいる。その中に、今人気爆発中のぶさいく犬「わさおくん」がいた。今わさおを買うと、紙工作で組み立てる「わさおの犬小屋」がもらえるという。
３月５日に映画が公開され、わさお本人（本犬）が出演していて、飼い主は美人女優の薬師丸ひろ子・・・よし。美人女優になったつもりで、わさおを買うことにした。ただし、亡夫は、わさおではなく、まさおだったが・・・