" フリー WiFi "
近年、一番心ときめく言葉だ。
出先でみんなのブログをチェックしたり、自分の記事を更新したり、「早い!便利!無料!」なのだから、ときめかないわけがない。
だが私は、そのWiFiに苦い思い出がある。
あれは7年前。
当時の私は長期の海外出張が多く、業務を円滑に遂行するためにはネット環境の確保が必要不可欠だった。そんな私にとって、その頃普及しはじめたWiFiは、まさに救世主だった。
そしてインドネシアに出張した時、私はホテルのフリーWiFiスポットを利用しようと、フロントへパスワードをもらいに行った。そして、前代未聞の大恥をかいた。
私: How can I connect to ウィーフィー?
(WiFiを使いたいのですがどうしたらいいですか?)
フ: Sorry?
(もう一度おっしゃって頂けますか?)
私: ウィーフィー! I would like to use ウィーフィー!
(WiFi! WiFiを利用したいんです!)
フ: Sorry, I don't understand...
(申し訳ありません。もう一度お願いいたします。)
そう。私は、WiFiを”ワイファイ”と読むと知らず、”ウィーフィー”と読んでいたのだ。
でも、思い込んでいるのだから、仕方が無い。私は、その後も”ウィーフィー”を100万回連呼し、フロントのお姉さんを困らせた。しかも、こともあろうか、申し訳なさそうに何度も聞き返してくれるフロントのお姉さんに対し、(英語はあなたの母国語じゃないもんね。わからなくて当然よ。どんまい!)などと心の中で上から目線を放ちながら、ウィーフィー、ウィーフィー言っていたのだ。
そんなやり取りが幾度となく続いたあと、私は壁に"Free WiFi Spot"と書かれたポスターを見つけた。私は、(さあ、これであなたも一歩前進よ!)と言わんばかりに、ポスターを指差した。
私: Oh! I am talking about that one! I would like to use ウィーフィー!
(あれよ、あれ!ウィーフィーを利用したいの!)
フロントのお姉さんは、WiFiのポスターを見て、安堵の表情を浮かべた。そして、大バカ者の私を小バカにすることなく、むしろお客様の要望に応えられて嬉しくてたまらないといった優しい笑顔で対応してくれた。
フ: Oh! WiFi! Here you go!
(WiFiをご利用になられたいのですね! このパスワードをご入力ください)
顔から火が出る・・・いや、私の顔は大炎上していた。読み間違えに加えて、上から目線の応酬。
あぁ・・・消えてなくなれ、私。
時間よ、10分前に戻っておくれ。(←結局同じ事を繰り返すだけやけど)
あまりの恥ずかしさに、その後私はもごもごとお詫びと御礼を伝えて、いたたまれない思いでその場を去った。いや~、ほんとに恥ずかしかった。ウィーフィー。
で、なんでこんな話をしたのかっていうと・・・
最近ありがたいことに、ペットショップやドッグランなどで「ブログを読んでます!」とお声を掛けて頂くことがある。これまた恥ずかしいけど、とってもうれしい!
だけど、結構な確率で「はちじゅうななさん!」や「はちななさん!」と呼ばれて、自分のことだと気付かずに通り過ぎてから、「は!私のことかっ!」と慌ただしくご挨拶をさせてもらったりしている。
私のあだ名「87」は、「はな」と読みます。わかりづらくてすみません。私が花が大好きだからという理由で、先輩がつけてくれたあだ名です。ちなみに、「エーアールケーの応援をしています!」と言われることも多いのですが、「ARK(アニマルレフュージ関西)」は通称「アーク」です。あだ名も団体名も読みづらくてすみません。
でも、どんな呼ばれ方をしても、フロントのお姉さんのような神対応を心掛けます。(キョトンとしていることが多いのだけど)
くれぐれも、今日から私のことを「ウィーフィー!」と呼ぶのだけはご勘弁ください。
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