何度も何度も描きこんでいるうちに
周りの木々や岩肌はどこか行ってしまい
残ったのは、瀧の姿だけになりました
そろそろ、展覧会に向けて額も作らねば。ということで
木枠で組み立て合わせてみます
計算ミスもあり、ドキドキしましたが
少しずつ進めていきました。
瀧は、私の中でどんなものなのか?
龍、清らかさ、循環、流れて回っていくもの、壊す、新しくなる、変化する・・・。
もう一度立ち返っては、探っていく。
描き始めたら、きっと、完成できることを信じて。
10月、この頃になると、瀧の中に昇っていく龍を描きました。
このときに、なぜだか不思議に感動したのを覚えてます。
完成していないのに、到達したような・・・。
つねに、瀧の音を意識していました。
絵から伝わる瀧の音は、止むことなく続きます。
額も和紙を張り、彩色していきます
まるで、瀧の霧を浴びた青蒸した苔を。
そして!11月16日~24日
秀彩展で作品をお見せ出来ることが出来ました(^-^)
この作品の前に立った時、
描いたものは、間違い無かったと思える満足感でいっぱいでした。
今までになく、厳しさを感じた創作でしたが、
大きなことをこの作品から
教えてもらった気がします
変わらず、多くの皆様に支えて頂いたことも
心の励みになりました。
さて、次回は何を描こう
何と出会うのか?
楽しみです。