高校当時 1年の時と2年の時に クラス委員をやりました。
1年の時は 委員長 (男子)1名 副委員長 (女子)1名 だったので 副委員長。
2年の時は 特に性別関係なく選ばれたので 委員長が私で副委員長が男子でした。
今日は そんな 『副委員長時代』 のお話です^^
高校に入り 禁止だけど すぐにバイトを始めた私。
地元の情報誌の『アルバイト募集』を見て 近所の焼き鳥屋さんではじめての
バイトをすることに・・・。
面接に行くと イメージしていた 普通の焼き鳥屋さんではなく
いかにも 居酒屋風な 飲み屋です!みたいな お水っぽいお店だった…
でも ちょうど 面接をしてる間に 高校生のバイトが何人か来てたので
なんだ・・・高校生のバイトいっぱいいるじゃん!ほっ。ただ運んだりするだけだろうし
まあ大丈夫だろうと思い そこでバイトすることにした。
週に三日、夕方の5時から10時までだったのだが 平日でも 結構お店は混んでいた。
週末前になると お店はさらに混んで 動きっぱなし。
ふだんは 1階のテーブル席に飲み物や食べ物を運び 片付け、会計をする。
さらに混んできて人手が足りなくなると大人数の客用の2階の宴会場で料理を盛り付けたりする。
そんなある日 バイトに新人が入った。
顔はかなり美形の 若い男の子で ちょっとヤンキー系のルックスだったが
話しやすく 普通に 笑顔を見せるので わりと親しみやすかった。
彼は小林君といった。
年を聞くと同い年だった。どうやら高校には行ってないらしい。
ふたりで 何度か 共同作業的に 刺身にわさびを盛り付けたり
料理を小分けしたり 近くにあった 系列店に 二人でヘルプに行ったりした。
彼とは バイトをしながら 他愛も無い話を 少ししたくらいで つかずはなれずな感じ。
半月ほど経ち そのうち 彼は 来なくなった。
どうやら 辞めてしまったらしかった。
まあ忙しいわりに そんなに 時給も高くないしね・・・。
私もそこで しばらく バイトしたのだが
友人の紹介で もっと条件のいいバイトを見つけて そのうち 辞めた。
そんなこともすっかり忘れたある日・・・。
おじょうの 高校に 文化祭がやってきた。
3年に1度のイベントだった。
入学してすぐにその年だったので みんな特にこだわりもないまま
出し物を決め なんの思い入れも無く 地味ーな催しをやった。
文化祭は 三日間あり うちのクラスに 違うクラスの子や先輩
地域の人、他校の学生 いろんな人がきた。
最終日 お昼を食べて 教室で仲のいい子達と展示コーナーにいると
クラスの男子が私を呼んだ。
「○○さーん!!」
近くにいた友人が「おじょう、呼んでるよ!」と私をつつく。
話もしたことが無いクラスの男子が 何の用だろう?
教室中の女子が私の方を見る。
「なに?」 私がその子の方に歩いて行くと
「あの人が呼んでるよ」と言ってベランダの方をさした。
その方向を見て びっくり!!
バリバリ でっかいリーゼント頭のお兄ちゃんが 二人立っていた。
「うっす!」
「あ・・・」
小林君だった。
ベランダに出て話をする。
「元気?」彼が聞く。
「う、うん。・・・・・・・・。」
びっくりしたのと窓からの クラス全員の視線が痛くてぎこちない。
「まだバイト行ってるん?」
「うううん・・・。」
「そっかー。だよね。俺そっこう辞めたし!・・・んじゃ、またね!」
「うん。」
ベランダから教室に入ると 明らかに みんなの目が変わっていた・・・。
その日から「絶対 副委員長 裏の顔があるよねー」という噂になり
「ただバイトが同じだっただけなんだよぉ!」という私の必死の説明で
一度はみんな納得したのだが・・・。
それも後日 当時の彼氏の弟のバイクの後ろに乗っていたこと で
がらがらと音を立てて崩れることになる。
ある日彼(普通の会社員)が仕事でどうしても私を家に送れない時があり
代わりに 最寄の駅まで彼の弟のすばらしいバイクで送ってもらったのを
クラスの一人に目撃されていたのだ。
あれはまずかった・・・。
車体にカラフルな絵がかかれていて
見るからに危険なバイクで・・・。
しかも ブンブンブブブン
勢い良く 鳴らされながら
いなかの 駅に送られた・・・。
駅について一人とりのこされる。 かなりきまずい。
その場にいる 見知らぬ人に 私はノーマルです!!と 叫びたい(笑)
ホームに出て 一時間に数えるほどしかない電車を待つ。
これほど 電車が待ち遠しかったことはない・・・。
電車が到着し やっと来た 列車に乗って ほっとしたのもつかの間
「○○さーん! ねーねー!さっきの彼氏??」
わざわざ 隣の車両から こっちに移ってきた 同じクラスの女の子に 話し掛けられた。
「・・・ち、ちがうよ・・・。」
「うそだー!前からそんな感じがしてたけど やっぱ副委員長そっち系の人なんだねー!」
そっち系?なんじゃそりゃ・・・。
「ちがうんだって・・・。あれは彼氏の弟で・・・。」
「あ、そうなんだー。弟もなんだねー。」
「・・・・・・。」
もういいや。必死に否定すればするほどウソっぽくなるし
電車の中の人見てるし・・・。
もう何を言っても無駄だ。
もういいや。別に。
適当にその子とわかれると家に向かった。
それ以来 クラスレクなどで 私が真面目な意見を言うと
みんなが「あれ~?」という顔をして 私に合図するようになったのは言うまでも無い。