Windows8にシャットダウンボタンを追加する | 蜃気楼の果て

蜃気楼の果て

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2012年12月13日追記を実施しました

Windows8にしてシャットダウンが面倒臭くなった

こんな事をいう人が多いみたいやね
そこで、ちょっとした応用技を紹介するよ

Windowsは全バージョンでコマンドラインが使えるようになってる
当然Windows8でもコマンドラインが使える

「コマンドライン」と言うと多くの人がコマンドプロンプト画面を思い出すと思います
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確かにこの画面で

Shutdown.exe -s -t 00

と入力すれば、待ち時間:0秒でシャットダウンが実行されます


ただ、スタートボタンが廃止されているので「ファイル名を規定して実行」を呼び出し「CMD」と入力するのも面倒臭い
そこで一部の教本やWebサイトで書かれているのが「Windowsキー」+「R」キーを押し、
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「ファイル名を指定して実行」を呼び出す
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ここでcmdと入力してコマンドプロンプト画面を呼び出すというもの
ただこの時にほんの少し知恵を絞ればなんとでもなる

その知恵は「ショートカット」を利用すると言うもの

Windowsのデスクトップに表示されている「ショートカット」アイコンは、実はこのコマンドプロンプトと同じ機能が使える
そこで先程のShutdown.exe -s -t 00 をショートカットに割り当ててあげればいい


作り方はデスクトップのアイコン等が表示されていない場所にカーソルを合わせて「右クリック」
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関連メニューの「新規作成(X)」をクリックし、「ショートカット(S)」を選択
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「ショートカットの作成」画面が表示されます
①「項目の場所を入力してください(T):」の枠内に半角英数字で Shutdown.exe -s -t 00 と入力し
②「次へ(N)」ボタンをクリック
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「ショートカットの名前を付けてください。」が表示されますので
①「このショートカットの名前を入力してください(T):」の枠内にご自身が判り易い名前を入力し、
②「完了(F)」ボタンをクリック
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するとデスクトップに「付けた名前」のこの様なアイコンが表示されます
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このままだと一見して何のためのアイコンなのかが判りませんので、アイコンの変更をします。
このアイコンにカーソルを合わせて「右クリック」し、関連メニューの「プロパティ」を選択します。
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「『付けた名前』のプロパティ」画面が表示されますので、「アイコンの変更(C)」ボタンをクリック
※この画面の「リンク先」欄が入力したコマンドと異なっています
  これはWindows本来の機能をショートカットにした場合にWindowsが補正し表示したものです
  実際にはここで表示されているものがWindows画面で使うショートカットでの正しい表示です
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ここで注意画面が表示されることがありますが、これは無視して「OK」ボタンをクリックしてください
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「アイコンの変更」が表示されます
①「この一覧からアイコンを選択(S):」の中からお好きなアイコンを選択して、②「OK」ボタンをクリック
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「『付けた名前』のプロパティ」画面が表示されますので、下記画像の黄色枠内のアイコンが選択したアイコンに変わっているます
アイコンの変更が確認できたなら、①「適応」ボタンをクリック
②「OK」ボタンをクリックしこの画面を閉じます
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デスクトップに指定した通りのアイコンが作成されています
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このアイコンを右クリックし、関連メニューの中の「タスクバーにピン留め(K)」をクリックします
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するとタスクバーにこのアイコンが追加されます
お好きな順番になるようにドラッグ・アンド・ドロップして下さい
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後はこのアイコンをクリックすると、一気にシャットダウンが始まります


私個人的には一番左端がおすすめです
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この場合、マウスをオーバーランさせるとスタート画面へジャンプが表示されるので若干の抑制にはなると思います
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この状態ではまだデスクトップに作成したショートカットが残っているので、もう1つ設定しましょう
アイコンを右クリックし、関連メニューの中の「スタートにピン留め(K)」をクリックします
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そして画面左端にカーソルを移動させ、スタート画面へジャンプします
するとスタート画面の右端にアイコンが追加されていますので、これをドラッグ・アンド・ドロップで好きな位置に移動させて下さい
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私は起動時のホームに表示されるように移動させました
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これだとチャームバーを使わずにすみますからね

これでデスクトップに作成したショートカットは削除していただいて結構です
万が一のことを考えてデスクトップ以外の場所に保存されてもいいと思います

私事で申し訳ございませんが、近々にスリーソフトと組み合わせて、この機能のもっと便利に使えるような記事を書きます
もしご興味のある方がいらっしゃれば、それまでこのショートカットは残されていてもいいかと思います


【今回のオマケ】
この方法での以下のシャットダウン関係の処理ができます

シャットダウン: Shutdown.exe -s -t 00
再起動: Shutdown.exe -r -t 00
ログオフ: Shutdown.exe -l
コンピューターのロック: Rundll32.exe User32.dll,LockWorkStation
休止状態: rundll32.exe PowrProf.dll,SetSuspendState
スリープ: rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState 0,1,0

上記「シャットダウン」と「再起動」コマンドの末尾が『-t 00』となっています
これは「何秒後にこの処理をするか」を意味します

もし何らかの事情で必ず10秒後に処理をさせてい場合はこの様になります
シャットダウン: Shutdown.exe -s -t 10
再起動: Shutdown.exe -r -t 10





ふ~…
極力標準語で書こうとしたら肩凝ったわ
頭から煙がモクモク出てるでw


【2012年12月13日追記
ショートカットを作ってもうまく動作しない場合、コマンド入力のミスやユーザー権限の割り当てで禁止されている処理となっている可能性があります
対処方法としては
1.コマンドを確認してみる
2.管理者権限を確認してみる
この2つになります

1.コマンドを確認してみる
 入力したコマンドのスペースが半角スペースになっているかを確認してみて下さい

  例:Shutdown.exe -s -t 00の場合は
    Shutdown.exe{半角スペース} -s{半角スペース}-t{半角スペース}00

2.管理者権限を確認してみる
  一度作成したショトカットを右クリックして「管理者として実行」をクリックして下さい
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  この方法でシャットダウンが成功した場合は「管理者権限」を割り当てましょう


  作成したショートカットを右クリックして「プロパティ」を選択
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  プロパティが表示されるので①「ショートカット」タブを選択し、②「詳細設定」をクリック
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  「詳細プロパティ」画面が表示されます
  ①「管理者として実行」にチェックを付け、②「OK」ボタンをクリックして下さい
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  「Shutdownのプロパティ」画面に戻りますので、①「適用」をクリックし②「OK」をクリックして下さい
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  これでショートカットを実行すれば自動的に管理者として実行できるようになります


ということで
ひとつどうでしょ
ほななぁ( ´ー`)y-~~
ペタしてね