Macrium Reflect Free Edition【後編】 | 蜃気楼の果て

蜃気楼の果て

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とことで今回がMacrium Reflect Free Edition編の最終回です

今回はBIOSからの起動やからスクーリーンショットが使われへんかった
せやからデジカメで画面を撮ったんよ
なので歪みや横線、縞模様が入ってしまいました
多少見づらいと思いますがご勘弁を_| ̄ノ(D:)

今回は
1.Rescueメディアを使う場合の共通事項
2.Linux版Rescue CDでの復元
3.WindowsPE版Rescue CDでの復元
4.ぷち裏ワザ
  1)リストア時に外付けハードディスクを認識ない場合の理由と対処
  2)Linux版Rescue CDをUSBフラッシュメモリーで起動させる
この方法を説明するで










1.Rescueメディアを使う場合の共通事項



パソコンは電源を入れると内蔵ハードディスク内のOSが起動しようとすんねん
これってBIOSって言うパソコンの一番重要なプログラムに
「ここから起動してね」
っていう情報が書かれてるからやねん
これを「Boot Order (ブートオーダー)」っていうんやけど、OSを入れ直すため等でCD/DVDやUSBデバイスから起動させやなアカンこともある
そんな時にいちいちBootOrderを書き直すのもマンドクセー
せやから書きなおさんでも使える「Boot Option Menu(ブートオプションメニュー)」ってのを多くのパソコンメーカーが用意してくれてる
ブートオプションの使い方は極めて簡単やねん

パソコンの電源を入れたら、各メーカーのロゴが出てくるやろ
その時にメーカーが指定したキーを押したらエエだけやねん
ファンクションキーで起動できるところもあれば、複数のキーを同時に押さなあかん場合もある
この指定されるキーは各メーカーの各シリーズ毎で変わってる事があるんよ

取り敢えず国産パソコンメーカーの代表的なブートオプションメニューの起動方法を書いとくで

メーカー名 オプションキー
NEC F12
富士通 F12
東芝 F2
Sony F2

これはあくまでも各メーカーの基本値やからね
機種によって変わってる場合もあったりするで
ここに書いたやつで起動せぇへんかったら、各メーカーのホームページで調べてや

オッチャンのパソコンは日本HP社のヤツで、ブートオプションメニューは「F9」キー
起動させたらこんな感じの画面になるで
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上から順に内蔵HDD、CD/DVDドライブ、外付けHDDになってる
この画面ではマウスは使われへんよ
キーボードの矢印キーを使ってカーソル(画像では黒く反転してる)を上下に移動させて、「Enter」キー
これで選択したドライブから起動できるようになるで

あ!そうそう!
ブートオプションにも2種類あって、「Windowsブートオプション」っていうのもある
これは今回は全く関係ないからね
今回関係があるのは単なる「ブートオプション」の方やで
インターネットの検索エンジンで調べたい人は「パソコン CDブート」で調べてね












2.Linux版Rescue CDでの復元



作成したCD/DVDメディアをCD/DVDドライブに挿入して、パソコンを再起動させるんよ
ほんでメーカーロゴが表示されたら、1.Rescueメディアを使う場合の共通事項 で書いた様にブートオプションメニューでCD/DVDを選択してRescueCD起動させる

ほならRescueCDの読み込みが始まって、起動画面が表示される
起動画面が表示されたらカウントダウンが始まるから、カウントが「0」になるまでキーボードには触らんとってな
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カウントが「0」になったら パソコンが爆発 「Restore Wizard」画面が表示されるで
これ以降はマウスが使えるようになってるから、マウスを使って「Next > 」ボタンをクリック
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「復元イメージの選択」画面が表示されるから、画面左側の「computer」をクリック
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①復元イメージ保存先を選択して、②復元イメージを選択、③「Next > 」ボタンをクリック
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ほな「復元させたいパーティション選択」画面が表示される
①復元させたいパーティションをクリックして「✕」を付ける(基準値は全て「✕」が付いてるで)
②「Next > 」ボタンをクリック
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「ターゲットディスク選択」画面が表示されるで
これって「どのディスクに復元させるかを選択する」って意味なんよ
基準値ではシステムバックアップ作成時の内蔵ハードディスクになってる
ディスク交換とかをしてない場合はこのまま「Next > 」ボタンをクリック
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「復元確認」画面が表示されるから、内容を確認して「Restore」ボタンをクリック
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ほな「イメージ復元確認」が表示されるから、復元する場合は「Yes」
やっぱ(゚⊿゚)イラネってなった場合は「No」をクリックしてや
※添付画像は対象部分を強制的に拡大してます
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ほならイメージの復元が始まるから、しばらく放置プレー
この時はバックアップ作成時よりほんの少し時間が掛かるで
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この画面が表示されたら復元は終了
「Reboot」ボタンをクリックしてパソコンを再起動してや
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これでLinux版RescueCDを使ったシステムバックアップの復元は終了やで
後は万が一のために復元したシステムが正常に動いてるか確認してね











3.WindowsPE版Rescue CDでの復元



作成したCD/DVDメディアをCD/DVDドライブに挿入して、パソコンを再起動させるんよ
ほんでメーカーロゴが表示されたら、1.Rescueメディアを使う場合の共通事項 で書いた様にブートオプションメニューでCD/DVDを選択してRescueCD起動させる

ほなら画面に「Press any Key to boot CD or DVD..」が表示される
表示されたら直ぐに何でもええからキーを押してな
せやないとRescueCDから起動せぇへんで!
これってWindowsの共通した特徴やねん
RescueCDもWindowsPEやからどうしてもこれが出てまうんよ
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ほな「Windows is loading files ..」って画面に表示されてRescueCDの読み込みが始まる
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ほな「Starting Windows」が表示されるされる
せやけどこれはあくまでもRescueCD内のWindowsPEの起動開始の意味やで
ここんとこ間違えんとってな
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しばらくしたら「Macrium Reflect」が表示されマウスが使えるようになるけど、もう少し待ってね
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「ネットワークデバイスサポートの選択」が表示されるで
バックアップをネットワークドライブに取った場合は「Yes」
バックアップを外付けHDDに取った場合は「No」をクリック
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ほなRestoreWizardが表示されるから「Restore Image」をクリック
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復元イメージ選択が表示される
①復元させたいドライブ、パーティションにチェックを付けて②「Next > 」ボタンをクリック
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「復元内容の確認」が表示されるから、内容確認後「Finish」ボタンをクリック
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上書き警告が表示されるで
システム復元やったら警告は無視しても構わへんから「Continue」ボタンをクリック
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ほならイメージの復元が始まるから、しばらく放置プレー
この時はバックアップ作成時よりほんの少し時間が掛かるで
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データ復元が終わって、元の画面に戻るで
①左下の「電源」アイコンをクリックして②「Yes」ボタンをクリック
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これでLinux版RescueCDを使ったシステムバックアップの復元は終了やで
後は万が一のために復元したシステムが正常に動いてるか確認してね

あれ…
何か画像が足りへんような気がする…
もし画像がてりてない場合は、勘で補ってねw











4.ぷち裏ワザ

1)リストア時に外付けハードディスクを認識ない場合の理由と対処

不思議とネットでよく見かけるMacrium Reflect Free Editionのトラブルやねん
なんでこんなことが起こるかと言うと
「Windowsがバカやから」



というか、使ってる人が「Windowsバカ」になってるからやねん
バックアップを取るるときに保存先を指定したよね
その時に「Dドライブ」とか「Eドライブ」、「Fドライブ」を選択した人が多いと思う
だから敢えて「Windowsバカ」と言ったんよ
というのもこの「Dドライブ」とか「Eドライブ」、「Fドライブ」とか言うのはマイクロソフトが便宜上つけた名前
正確には「ドライブレター」っていう、ドライブを管理するための符号やねん
パソコン本体のからすればドライブレターなんか関係あらへん
重要なのは
「それぞれのドライブがどこに接続されているか」
「なんという名称で管理されているか」
やねん

残念ながらドライブレターは名称じゃないんよ
簡単に言えば「Windowsが管理しやすいように付けた単なるあだ名」やねん

Macrium Reflect Free EditionはWindows上で動作してるけど、重要なのはパソコン本体での認識やねん
そこで、リストア時にUSB外付けHDDが認識できない理由は
「外付けHDDに名前が付いてないこと」
やねん
認識できない人の多くはエクスプローラーで見るとこうなってるはず
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「ローカルディスク」って表示されてるけど、これもWindowsが自動的に付けた名前やねん
実際はの名前も入力されてへんねん
これが原因でWindows以外のシステムから認識されへんようになるんよ
せやからここに新しく名前を付けてあげたらエエんよ
その時に「日本語は禁止」やで!必ず「半角英数字」で割り当ててや


【ドライブ名の設定方法】
対象の外付けHDDを右クリック→「プロパティー」を選択

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「ローカルディスクのプロパティ」が開くので半角英数字8文字以内で名称を入力
※名称に8文字以上や日本語や全角文字を使った場合の注意
  他のシステムで名称を認識できない場合が頻発し正常に動作しなくなります
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ドライブ名を入力後①「適応」ボタンをクリックし、②「OK」ボタンをクリック
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ちゃんと表示されてるかをエクスプローラーで確認してや
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これってパソコンと言うよりも、コンピューター全体の基本やで
知らへん人は特定のOSの特定の機能しか使ってへん証拠やね

Windowsも次々新しいのをリリースしていくから、ドライブレターも今後どうなるかわからへん
今のうちにこういった事を覚えていたほうがエエと思うで


2)Linux版Rescue CDをUSBフラッシュメモリーで起動させる
これってあるフリーソフトを使ったらムッチャ簡単にできるんよ
そのソフトは「UNetBootin」っていうんよ
起動用CD/DVDをUSBフラッシュメモリーで使えるようにするソフト
ダウンロードするだけで、インストールもせずに使えるよ
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【ダウンロード】
UNetBootin公式サイトから、今使っているOSに合わせた「Download」をクリック
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http://unetbootin.sourceforge.net/



Macrium Reflect Free Editionを起動させて、「CD」アイコンをクリック
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①Linuxを選択して「Next > 」ボタンをクリック
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CD/DVDドライブをクリックして、リストから「Create ISO image File」を選択
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「Finish」ボタンをクリック
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「名前を付けて保存」が表示されるから、保存先をしていして「保存(S)」ボタンをクリック
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「作成完了」画面が表示されたら「OK」ボタンをクリック
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Macrium Reflect Free Editionは終了させてOKやで

ほなUSBフラッシュメモリーをパソコンに挿して認識させとくねん

次にさっきダウンロードしたUNetbootinを実行
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UNetbootinが起動したら①「ディスクイメージ」を選択して「…」ボタンをクリック
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ほなら「ディスクのイメージファイルを開く」画面が表示される
さっきMacrium Reflect Free Editionで作った「Rescue」ファイルを選択して「開く(O)」ボタンをクリック
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起動前にUSBフラッシュメモリーが挿さってたら①と②は自動で表示されてる
複数のUSBフラッシュメモリーが挿さっている場合
②を今回起動用として使う予定のUSBフラッシュメモリーのドライブに変更してや
※間違えて指定するとUSBフラッシュメモリー内のデータが消去されます
「OK」ボタンをクリック
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起動用USBフラッシュメモリーの作成が始まるで
RescueCD作るよりも早く終わるで
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終了したら処理選択が表示されるけど「終了」ボタンをクリックでエエよ
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OSの種類によってはこんな画面が出るけど、「キャンセル」ボタンをクリックで問題ないで
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これでLinux版のRescue用USBフラッシュメモリーができたわけやね
後はデータ復元する時のブートオプションでUSBフラッシュメモリーを指定すればここから起動できるようになったんよ

このUNetbootinは元々ネットワーク経由でLinux用の起動USBフラッシュメモリーを作るために作られたソフトやねん
せやけど起動用ISOから直接作成作成も可能なんよ
何かと便利なソフトやで



さてと…
今回は数日間にわたってむっちゃ長いの連発やったね
オッチャンもちょっと憑かれたけど、読んでくださってる方も疲れたと思うよ

でもこれで何か有った時にスムーズにシステヌ復元ができるようになったはず
せやから多少の疲れは勘弁してね


ということで
ひとつどうでしょ
ほななぁ( ´ー`)y-~~
ペタしてね