さて、今回のサポプロ７協力団体紹介は、
おなじみの「仮設店舗 七の市商店街」さんです。
【出来るまで】
七の市商店街は、中小企業基盤整備が施設（仮設）を
建設して市町村に貸与し、一定の期間（七ヶ浜では２年間）支援する
事業の一環で作られました。レスキューストックヤードがつなぎ役となって、
町と機構との調整が行われ、２０１１年９月～１０月に町の募集・選考に
よって７名の方が出店されることになりました。
【手作りの看板】
商店街の看板は、温もりある手作り。
地元小中学生と保護者・東北学院大学学生・名古屋造形大学の先生と
「やさしい美術プロジェクト」メンバー・未来予想図実行委員会・名古屋
からのレスキューストックヤードのボランティアバス参加者でワークショップ
を実行し、出来上がったいくつもの絵から店主さん達が選びました。
「どれも素敵だから選べないよ！」という声も。
看板は、津波被害を受けたお宅の木材を使用し、切り出しは地元の
（有）鈴勝建設さんが。津波にあった木材は塩や砂利などがついていて、
刃をダメにしてしまうため、なかなか協力してくれる業者がいない中、
全面協力してくださいました。
【出店者のみなさんの想い】
「佐藤鮮魚店」 佐藤貞子さん
開業は４６～４７年。現在２代目。
なるべくお客様の必要なものは置き
たいと考えて、半ば何でも屋のような
ものだった。
「おいしかった！という声を聞けたら幸せ。
みんなが集える店にしたい。買わなくても
いいから顔を見せて！」
「フラワー花よし」 引地淑子さん
会社勤めから花屋に転向。口コミで評判になり、
固定客も増えていた。商売は物ではなく、
人を売るんだと思った。
「儲けるよりもお客さんとのつながりを大切に、
みんなに喜んでもらえるお店にしたいです。
できるだけみんなの要望に答えたい」
「夢麺（むーめん）」 岩本善治さん
夏場は実家の海の家で手伝いをしていた。
震災で海の家も実家も無くなり、 仮設店舗商店街で
「海の家のラーメンの味」を再現することを決意。
「子どものたまり場や、働くお母さんのおかずの一品とか、
みんなの役に立つ、夢を与える場所に！
自分が頑張っている姿勢を見て頑張ろうと思ってもらえたら・・・。」
「三浦商店」 三浦カツ子さん
創業４０年の青果店。お店は全部流された。
菖蒲田浜で６０年以上生活して、裸の付き合い
をしてきた。みんな家族のようなもの。
「やる気をなくしかけたけど、地域の人たちが拠り所
として集まれて、世間話に花が咲かせられるようにしたい。」
「ホシ理容店」 星仁さん
昭和１８年頃に開業し、１代でずっと床屋を続けてきた。
前の店はモダンな雰囲気だねって言われていた。
「「わたしもやりたい！」という同業者がいたら一緒にやれるように
座席を３つ用意しているんだよ。」
「カイロプラクティック伊丹」 伊丹亨さん
２００６年１２月開業。早期退職制度を利用してカイロの学校に入学、
自宅を改築して店を開いた。固定のお客さんもボチボチついてきた
ところにこの震災。
「暮らしやすい地元で無理のない範囲でやっていきます。
パチンコに行くならうちに来てよ！」
「八木原美容院」 八木原淑子さん
震災で流失。お客さんのほとんどが高齢者で、
髪を切りに２時間、お茶のみで１時間という感じ
だった。
「髪を切るだけでなく、気軽に憩える、ゆったり
お茶のみできるような店を続けたい。」
【オープンから現在】
震災からちょうど９ヶ月の１２/１１、仮設住宅入居者を含む５００人以上の
来客の中、オープンを迎える事が出来ました。
そして、本日が１周年記念になりました！これも皆様のおかげです。
これから、どう継続していくかが大きな課題ですが、地域の拠り所となる商店街に
していきたいという店主のみなさまの「夢」はオープン当初から変わっていません。
そこで、１２/２３に「七の市商店街１周年イベント」が開催されます。詳細は、後ほど
お知らせいたします。
そして!店主たちの熱い思いでホームページが完成しました!
URLはこちら
↓↓↓
http://shichinoichi.net/index.html
イベントのチェックにどんどん活用してくださいね♪
これからも、引き続き応援お願いします。
七ヶ浜にお越しの際は、ぜひ、七の市商店街にお立ち寄りください！！
