それも祝日が水曜日だったりすると、その週の土曜日を休みに振替にして出勤とする変則的な形となります。これが一度仇になった想い出があります。この祝日振替出勤のせいで、2014年の彩木咲良さんの生誕祭に行けなかったのです。それ以外のリリイベなどは主に日曜等は参加できましたが、それは悔しかった。だからその時に行けなかったイオンモール伊丹に、『ムチャミタス』のイベントで参戦出来た時は感慨深かった。でも、それは後の話です。
日曜が休みなので、つまりは土曜日でその週の仕事を終えます。納期などで絶対に上げなければならない仕事を遅れたりするとそれこそ夜中の12時を回る時もありました。泣きたくなります。絶望です。タクシーチケットだけをもらい夜中の大阪市内を帰宅する時の窓から見える景色は海の底で、まるで自分はそこを彷徨う深海魚のようでした。
これとは反対に夜勤だと楽です。土曜の朝に終われば、あとは日勤に任せてしまえばいい。予定が遅れようと土日は全てを忘れてひたすらに羽根を伸ばす。この開放感は、全てでした。
夜勤明けの土曜日の休みは本当に嬉しくて真っ直ぐ家にも帰らずに遊びに出かけるのが常でしたが、瞼の重さと闘う事も多々ありました。
そんな日々ともお別れです。
『なにわンダーランド』が終われば、自分もあてのない日々の始まりでしたが、何も考えられなかった。考える必要もなかった。
『なにわンダーランド』には自分がやり残したことをやりに行くと決めていたからです。この日しかないと決めていたからです。