4月18日…今日は母が生まれてから72回目のお誕生日です。(*^o^*)

午前に母から
「今ね、寝ている間にいつの間にかベッドごと移動していて、ナースステーションの前のホールでゆっくりと窓から湖を眺めているよ♪リハビリの谷熊さんと薬剤師さんがハッピーバースデーの歌を歌ってくれてね、すごく嬉しかったぁ(*^o^*)」
と弾んだ声で電話がかかって来ました。

午前のうちに一仕事終わらせ、午後からは母の知り合いの方のご葬儀があり(ちなみに昨晩はお通夜に出席でした)そちらへ出席させていただいたのですが、喪主(その方のご長男)の最後のご挨拶があまりにも切なくて…。
参列者の涙を誘い、私も思わず涙してしまいました。

お亡くなりになった母の知り合いは癌と一生懸命闘いながら乳酸菌の研究職を続けられ、今年の3月に新たな転移が見つかり、入院したら足が動かなくなり…看護士さんに何とか足が動くようにリハビリしてくれと必死に訴えていたそうです…。

最後の最後まで父は一生懸命でしたと声を詰まらせながらお話しされるご長男の姿に思わず今の母の姿がダブってしまい、本当に切なかったです(T_T)

喪服を着替えてから予約していた母のバースデーケーキを取りに行き、そのあとは一口でも食べられるなら鰻を食べたいとのリクエストで鰻屋さんに注文していた鰻を取りに行き、急いで母の元へと向かいました。

母の顔を見たときはまだ葬儀のことが思い出され切ない思いがありましたが、心待ちに待っていたであろう母の喜ぶ顔を見たとき、思わず口から
「ハッピーバースデーツゥーユー♪ハッピーバースデーツゥーユー♪ハッピーバースデーイャーお母さん~♪ハッピーバースデーツゥー~ユー~♪」
と歌が出てきて、いつの間にか自然と母とハモッていました(*^o^*)
それから間もなく、看護士さん方がたくさんドヤドヤと見えられて(◎o◎)母のことを取り囲み、
「ハッピーバースデーツゥーユー♪」と歌いはじめ、(周りの患者さんにうるさくしてごめんなさいねと断りを入れながら)
母は感激のあまり泣きはじめ
「こんなに良くして貰って、私は何て幸せ者なんだろう」と…。
私はその時、生きていくことの大事さを痛感し、母のお知り合いの方の分も、1日、1分、1秒さえも母と大切に時間を使っていこう、と心に誓ったのでした(母には、お知り合いが亡くなったことはショックを受けそうなので伝えていません)続きます