私は、二人目をつくるのあきらめました。
結婚するまで、妊娠中までは「子供は絶対ふたり欲しい!」って思っていました。
ところが、臨月になったも逆子が治らず、帝王切開で息子を産みました。
その後も体調が優れず、産後の肥立ちが悪く、いろいろ大変でした。
でも、お産のあとってみんないろいろあるし、それだけで諦めたのじゃありません。
みんなより、「二人目が欲しい」って思うのに時間がかかりましたが、息子を育てていくうちに
子育てできるって素晴らしいし、子供は可愛いし、私も欲しいという気持ちになり、
そのつもりでいました。
ですが、不妊治療はしていません。 治療に耐えられそうなほど意気地もないし、経済的な問題もあるから。
欲しいと思うときになかなかできず、そのうち、息子の保育園行事も鬼のようにあり、小学校準備も重なり、
マイホームを購入し、しょっちゅう新旧の家を行き来せねばならず、更に、私の実父が、肺の病気で
余命宣告三ヶ月ときき、その間、当時の自宅から実家まで2時間、電車に乗って、実家へ通い、手伝いをし、
そして父が亡くなり・・・
そんななか、パソコンの「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」という資格をとるのに、PCスクールにも通い、
なんとか資格は取得しましたが。
あまりにもいろんなことがありすぎて、気がついたら私も、アラフォーです。
さらに、今のマイホームに越してからも、主人の母が3週間ほどですが、入院し、長男の嫁である私は、
毎日にように見舞いにいき、とても多忙な日々をすごしていました。 そのあと私が体調を崩し、寝込んでしまい
しばらく何もできなくなりました。
人によっては「忙しいのと、子供がほしいというのは別だ」という、人も居ますが、
体力に自信のない私は、長男の嫁、不規則な仕事をする夫のサポート、一人息子の母親、
私自信も一人っ子なので、ひとり離れたところに住んでいる母親を気にかける・・・そういういろんな顔があるので
それだけで精一杯なのです。
一人っ子は将来的にもどうかなあという不安もありましたが、私は一人っ子は、甘やかされているなんていわれる
のも今だけ。 大人になって歳をとっていけば、親だって歳をとっていくから、いつもでも甘えてられないし、
むしろ誰にも頼れないぶん、しっかりする!と信じています。
兄弟が居ない分、難しい面もあると思いますが、 いかにして社会に出て、優秀じゃなくても、人並みにしっかり
やっていけるか、というふうな、しっかりと生き抜いていける人間に育て上げるかも、一人っ子の親としての
使命だ、とも思っています。
子供にもいちおう、なぜ、兄弟をつくれないのか、、わかりやすい言葉で説明はしましたが。
こんな、私の書いていることを読んで、「それでも親か」とか「母性は無いのか」「自分のことしか考えてない」
って思われる親御さんもいらっしゃるかと思います。
なにゆえ、それだけの事情があり、体力に自信がないため、そのうえ第二子が出来たとしても、
私が具合が悪く、家庭がまわっていかず、息子もきちんと育てられなくなれば、今よりも悲劇です。
ほんとに意気地がないんだと思いますが、保守的に考えた末、このように決断しました。
長い文章にお付き合いくださったかた、有難うございました。