クリスマスプレゼント⑥
四章『自然乾燥VSドライヤー』
・ドライヤーの熱は髪を傷める?
答えは「NO」です。何でもそうですが、やり過ぎては傷めますから注意も必要ですが。
お風呂上りにタオルで水分をふき取るのは、大抵の人がやると思います。
ただし、その後にドライヤーをかける人は半々位かもしれませんね。
髪が濡れているときは、キューティクルが開いた状態です。キューティクルが開いてる状態は、ダメージを受けやすく髪にとって非常に危険な状態なのです。
濡れたままの状態で寝てしまうと、枕に髪がこれすれあってボロボロになってしまいます。さらに髪が濡れたままだと、頭皮の温度が下がり血行が悪くなり頭皮環境も悪くなります。
具体的には頭皮や毛根に栄養が運ばれにくくなり、髪が細くなったり抜けてしまったりします。
自然乾燥で乾かすことは、半乾きの状態が長くなるので蒸れて菌が増殖しやすくニオイや皮膚炎の原因なってしまいます。(髪の多い方は結構の確率で、香ばしい頭皮のニオイを発しています)
「雑菌の増殖」を防ぐには無駄な水分を素早く乾かすことが大事で、それにはドライヤーを使うしかありません。
「キューティクル」の問題についても、開いた状態から正常の状態に戻すにはドライヤーが欠かせない存在になってきます。
フケで悩んでいる方も、ドライヤーを使う事によってかなりの確率で解決できますよ。この時も半乾きではなく徹底的に乾かすのがポイント。
2週間くらい続けても、改善されない場合は医療機関に相談しに行く事をオススメします。
上手にドライヤーをかけるコツは、まず髪の根元中心に乾かして、その後、根元から毛先に向けて手グシを入れながら9割ほど乾かしてください。
そして、ここからがポイントです。
最後に全体を冷風で乾かしながら整えてくださいね。
冷風は夏用ではなく、綺麗に仕上げる用です!
「夏はドライヤーをかけてるそばから汗が出て」なんて方もよくいるのですが、簡単です。
リビングや冷房の効いてる部屋でやれば大丈夫ですよ(笑)。
おわりに
ここまで読んで頂き、有難うございました。
2年前に、新しくサロンをプロデュースするにあたり自分なりのテーマを考えました。
『一人でも多くの人の髪の悩みを解決したい』
毛髪のダメージ、髪が多すぎる、クセが強い、ボリュームが出ないなど、様々な悩みがある中で行き着いたのが
『毛髪コンプレックス解消型ヘアサロン』でした。
ヘアケアの情報は、テレビ、美容雑誌、インターネットなど、ありとあらゆるところに溢れています。
「美容」という名の商品も、数限りなくあります。
「美」を追及する事は、永遠のテーマだと思います。
僕は美容のプロとして自分の知っている知識や、間違った情報の数々を皆さんに伝えていきたいと思います。
この書籍によって、一人でも多くの方が間違った情報に惑わされず「美しく健康な髪」を手に入れて頂けたらと思います。
2016 6月吉日
KOJIMA for Beauty
代表 松浦 豊諮
著者略歴
《松浦豊諮》
・ジャパンアーティストクラブ編成教務局長
・タカラベルモント ルベルコスメティックスTEDインストラクター
1998『JACヘアアナリストコングレス 準優勝 』
1999『日本ヘアカラーアカデミーライセンス取得。ヘアカラーリストとし
て認定を受ける』
2004『美容組合コンテスト 優勝
2005『美容組合コンテストのチャンピオンステージ出演』
『アジアビューティーコングレス 準優勝』
2005、2007『ルベルデザインアワード ファイナリスト』
2011『ミラノコレクション2011-2012秋冬にMaxmara(SPORT
MAX)のヘアメイクアーティストとして参加』
2013『会員制プライベートサロン「KOJMA for beauty」プロデュース』
全ての関わる人達に『驚き』『感動』『喜び』を発信する事をテー
マにサロンワークに励んでいる。
その他、各コンテストにて優勝、入賞経験あり。
会員制プライベートサロン「KOJMA for beauty」ホームページ
『現役トップスタイリストが教える ヘアケアの秘密』
2016年6月24日発行 初版
著者&プロデュース 松浦豊諮