美髪の試み②チェンジリンス | 嗚呼、素晴らしきかなハイパーロング・ライフ!

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目指すはヒップ超えハイパーロングヘア。
美しく伸ばすため日々美髪の研究。
髪のことだけじゃなくいろんな日常も。


こんばんは。美髪の試みの時間です。

本日は、美容室でも行われているという「チェンジリンス」についてです。
チェンジリンスとは、

①リンス剤を普段通り髪に揉み込む。

②流すときに、流した水をタライに貯める。

③タライにためたリンス水で髪をすすぐ。
 (タライに残った水は最後にざばっと髪にかける)

という一連の行為のことを言います。
リンス・コンディショナー・トリートメントの全てに使える方法です。

「チェンジリンスを行うことで髪に有効成分がより浸透」というふれこみですが・・・。

これを私風にわかりやすく翻訳しますと、つまるところ
「シリコンの上から更にまんべんなくシリコンを重ねることで、より綺麗にコーティングできます」

ってことですね。
身も蓋もねえ!

まあ本題です。
さすがにこの長さになりますと、コンディショナーをするのも大仕事なんですね。
でもどれだけ大仕事でも、「もっときれいな髪になりたい!」
という欲求はつきません。

コンディショナーの使う量は今まで通りのままで、
今よりもっと綺麗な髪に出来る方法はないかなーと思っていまして。
それでヒットしたのがチェンジリンスでした。

水で流したものをもう一度使うので、今までどおりのコンディショナー量で出来ます。

ただ、このチェンジリンスには二つの真反対の意見があります。
それは、

「水で溶かしたコンディショナーは流さずに、髪がヌルヌルした状態で終わるのが正解」

という意見と、

「水で溶かしたコンディショナーを、ヌルヌルが感じなくなるまできちんと流す」

という意見ですね。
これは両方ともチェンジリンスを行っているという美容師の意見であり、
このへんは今も定期的にどっちが正解だ?と議論されています。

なので、両方試しました!
この先からレポになります。どうぞお付き合い下さい。

ケース1:「リンス水を流さないでおわる」

①リンス剤を普段通り髪に揉み込む。

②流すときに、流した水をタライに貯める。

③タライにためたリンス水で髪をすすぐ

④髪がヌルヌルした状態で、水気を絞り終了


結果:耐えられない!!!!!!!!!


はい、耐えられませんでした。
比較用に写真撮ろうと思ってたんですがそれさえも無理!
べったりとした、オイルを使いすぎたあとのような髪。
タオルで拭いたらタオルのホコリがべったりと髪にまとわりついて・・・。

おすすめしません。
多分、ブリーチやコテで傷みきった髪にするものだと思います。
わたしのようなある程度手入れが行き届いている髪(自分で言うのはアレですが)には
とてもじゃないけど重すぎます。べったべたです。

これは何日か試行して検証するつもりでしたが、
あまりにも結果が酷すぎ、続行は不可能とみなしました・・・。


ケース2:「リンス水を洗い流す」

①リンス剤を普段通り髪に揉み込む。

②流すときに、流した水をタライに貯める。

③タライにためたリンス水で髪をすすぐ

④髪をシャワーで流す。
 髪を流すときは、こする、揉むなどはせず、
 たっぷりの流水を髪にまんべんなくかけ流すイメージで行いました。
 不快なヌルヌルがなくなるまで、シャワーを掛け流します。

今回は、一週間のあいだ試行しました。

初日・・・ちょっと重ため?でも朝起きて出かける頃には調度良くきれいな髪に。
二日・・・同上。

(以下略)

五日・・・かなり馴染んだと感じる。乾かした直後から理想的な髪に。
     毛先まで髪がまとまった、理想に近い仕上がりに。
     次の日の夜までその状態が持続。

五日目で髪が新しい技法に馴染んだのか、
その後はしなやかな、毛先までちゅるんちゅるんの理想に近い髪に。

今回は参考画像を撮影できました。
乾かした直後の写真です。




携帯を変えてから画質が落ちたのでわかりにくいかと思いますが、
非常にまとまっていて、それでもべたつきなどは一切ありません。

髪束からちょいちょいと飛び出していた癖毛がなくなったのは予想外にいい結果でした!
その後ずうっと続けていて、自分の髪の綺麗さにうっとりしています。キモいですね。

結論:良好!
どうしても許せない欠点だった癖毛がなくなったのが最も良い収穫ですね。




一度流したリンスをもう一度髪につける、
という行為に抵抗感を持つ人もいると思います。けれど、
既に綺麗に洗った毛髪から流れた水なんだから汚いはずがないんですね。
わたしは自分の染髪技術に確固たる自信があるので、抵抗なく行えました。

椿オイルを普段から使ってる人なら特に問題なくチャレンジに至れるかと。
というのも、チェンジリンスの原理は、
伝統的な椿油の使用法である「落とし油」と全く同じだから。
椿オイルを使うかトリートメントを使うかの違いです。
椿オイルが見ずに浮くのと違って、コンディショナーは湯に溶けて乳化しますから、
間違いなくまんべんなく行き届かせることが出来るのが魅力だと思います。

ただ、落とし油が合わない人がいるように、
この方法にも合う人と合わない人がいるかもしれません。
それでも簡単にできる技法ので、みなさんも一度試してみてはいかがでしょう。