ブルックリン | ろっくな詩人のまちづくり応援ゆめ日記

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困ってる人を助けられるなら俺は詩人じゃなくても構わない。
今はたまたま詩人なだけで明日は別人になっているかもしれない。

だけど目的があるから何になっても迷わない。
ゴールテープはいつもハッキリと見えている

映画の試写会に行ってきました!

抽選で当たったの!!

ブルックリンって映画。

この前、阪急でNYフェアをやってた時に応募したんよね

一般公開は7月1日かららしいから、内容は言わないほうが良いのかな?

まぁいっかw

 

見たい人はネタバレ注意ですw

アカデミー賞の映画だから、きっと宣伝もされるだろうし、見たくなりそうな人はネタバレ注意です。

でもきっとネタバレしても見たくなるような、そんな映画だったよ

 

ストーリーは真面目でちょっと田舎臭い子がNY(ブルックリン)へ行って、人生経験と共に成長していくってもの。

よくあるテーマだけど、実家から離れて都会へ出て行った子は、かなりグッと来るんじゃないかな。

500マイルって歌にもあるけど、故郷を離れて都会へ行くっていうのはほんとに寂しいこと



そしてそれから意識はいくら故郷にあっても悲しきかな、時間は別々に流れていく。

この映画はまだ手紙の時代。

リアルタイムに情報が流れる今とは違って、タイムラグがある。

また、手紙は「書く」という物理的な制限がかかる。

 

この制限があるから、返事が来なかった時に色々考えてしまうんよね

ただ単に返したくないから、というのではなく、返せない事情があることもある。

映画ではこの制限が一つの分岐点になるんだけど、これがまた切ないの

 

都会に行った主人公と実家に残った姉と母。

それぞれの思惑があって、それぞれの人生の時間が流れていくんだけど、このすれ違いが俺は悲しく思ったよ

 

家族の絆とか愛の大きさとか色々と感動する部分はあるんだろうけど

俺が一番グッと来たのは、実家を離れて親と離れて兄弟と離れて暮らさないといけない。という現実。

ほんとはみんな一緒に居られたらそれが一番良いよね。

でもそうは行かない「現実」がのしかかってくる。

これは現代でも同じ状況なんじゃないかな?


電話やインターネットや電車や飛行機、インフラはたくさん発達したけど、むしろ不便だった昔より心の距離は遠ざかったような気がする。

「どうにもならない現実」を解消するために発達したインフラは、なぜかますます「どうにもならない現実」を加速させるという矛盾を起こしているように思います。

 

「いつでも帰れるから」

 

この言葉の次に来る言葉は大抵、だから急いで帰らなくても良いと続くような気がします。

親元離れ、外に出て行っている人はこの映画を見ると良いと思います。

最後にお母さんが、最後のお別れをさせておくれ。って言ったところなんて凄く考えさせられました。

年老いた母を一人残してNYへ戻る主人公はどんな気持ちだったんだろう?

そしてそうしないといけない現実がどこまで悲しいものか。

 

俺は色んな意味で「家族」について考えさせられました。
恋愛映画として見るのも良し、家族愛の映画として見るのも良し、一人の少女が大人になっていく、そんな青春ムービーとして見るのも良し。

色んな人の色んな見方がある映画だと思います。

 

7月1日全国ロードショーです。


いつでも帰れるから、俺は今日実家に帰って来ます。