米「フォアグラ禁止法」に仏反発、中国も参戦で“世界大戦” | アリスト HID 交換、レガシィ HID 交換

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米カリフォルニア州で7月、高級食材で知られるフォアグラの生産・販売、レストランでの提供が法律で禁止された。施行直前には駆け込み需要があったほか、特別メニューを出すレストランも。一方で、同州を相手取って禁止法の差し止めを求める団体が現れたり、米ブルームバーグによると、フォアグラの主要産地フランスで、国内のレストランに同州産ワインの提供をやめるよう呼びかけるなど反発も起こった。そのうえ、騒動は広がり、ついに世界一の「パクリ国家」のあの国も登場する始末で…。(篠田丈晴)

【フォト】 フォアグラ禁止の米で反発拡大…罰金覚悟で提供も

■禁止、提訴… 「米仏戦争」勃発

 キャビアとトリュフと並び「世界三大珍味」といわれるフォアグラは、肥大したガチョウやカモの肝臓。ただ、のどに管を通して差し入れた大量の餌を食べさせて生産することから、動物愛護団体から「残酷だ」との批判の声があがっていた。このため、カリフォルニア州では2004年のシュワルツェネッガー知事時代に禁止法が成立し、8年の猶予期間を経て施行された。違反者には1日当たり1千ドル(約8万円)の罰金が科される。

 こうした動きに対し、罰金覚悟でフォアグラを提供する飲食店もあったほか、法の施行停止を求めて州を提訴する動きも。反発は遠くフランスにまで及び、名産地で知られる南西部ジェール県の政治家や業者らは、国内のレストランに対しカリフォルニアワインの提供停止を呼びかけた。

 一方、法案提出者のバートン元州上院議員は米紙ロサンゼルス・タイムズに対し、「(長い準備期間があったのに)彼らは寝ていたのか」などと、反発派の動きを揶揄(やゆ)している。ただ、米国ではシカゴ市が06年にフォアグラの販売を禁止したが、反対の声が相次いで2年後に解禁した経緯があるが…。

■フランス文化の遺産

 そもそも、フォアグラをめぐってはヨーロッパでも古くから不自然な食材として動物虐待論があった。欧州評議会加盟の関係35カ国では1999年、「すでに定着している場合を除き」生産が中止された。その例外の代表格がフランスなのだ。世界のフォアグラ年間生産量の4分の3を占めるとされ、最大の消費国であり、輸出国である。2005年には、同国の国民会議は「フォアグラは仏文化の遺産である」とした法案を全会一致で可決している。

 仏南西部ジェール県が、カリフォルニアの禁止法に反応して同州産ワインをボイコットするのもうなずける。ただ、この“ワイン大国”で他国のワインが多く飲まれているとは思えないので、無理矢理に外交介入するフランス一流のポーズとも受け取れる。

■フォアグラにも登場 パクリ国家・中国

 フォアグラの生産をめぐっては中国の怪しい動きもある。

 仏経済日刊紙ラトリビューン(2010年10月21日付)よると、仏食品大手「ユーラシス」が、中国で農家と契約してフォアグラの材料となるカモやガチョウを飼育し、中国産フォアグラを「ルージェ」ブランドとして世界の高級飲食店に販売しているというのだ。

 ただ、中国の場合、さまざまな分野でノウハウを取得したあとに相手国企業とたもとを分かち、そのあとは品質が劣化する傾向がある。富裕層が増え、国内需要の高まりで大量生産の劣化品が中国人のおなかを満たすのはかまわない。しかし、それが高級品として世界中に出回ることのないよう祈りたい気分だ。

■食い道楽・大阪

 さて、インターネットで「フォアグラ 大阪」と検索してみると、200万件以上のヒットがあった。定番のソテー以外に、「フォアグラとんかつ」「フォアグラ丼」「フォアグラ鍋」…。果たして、ここまでアレンジして食す国民はいるのだろうか。

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