しかたない、がんばろう!~急性リンパ性白血病をいきる~かんごしに生きる~ -2ページ目

しかたない、がんばろう!~急性リンパ性白血病をいきる~かんごしに生きる~

2008年春、急性リンパ性白血病 (ALL) になった。
38才独身、看護師18年目…。
がん看護,緩和ケア病棟の経験もあった。
自分が患者になり、初めて分かったこと、実感したことがある。
日々のことと共に、又、今までを振り返りながら、記していきたい。

病院キラキラでの11か月の非常勤勤務終了出来ました。 

今回もウシシもんく言ってばかりでしたがぶー

さすがだなとか 素敵だなとか 感じた看護師さん星方もいらっしゃいました。


「決めつけ」に少し苦しくぼけー汗なることもありましたが、 

ヒヨコの些細な部分からでも、

感じ取って頂ける方々星星もいらっしゃるんだなと感謝ですクローバー


最後、お言葉頂いた看護師さん星方の優しさにも感謝していますクローバー

こういうところで人となりは決まるのだろうと実感しましたニコラブラブ


病院キラキラ約30年前 緩和ケア病棟クローバーにて

その当時の緩和ケア病棟クローバーにて担当患者さんチューリップオレンジに描いて頂いた私ヒヨコ

その当時の緩和ケア病棟クローバーにて担当患者さんチューリップオレンジより頂いた陶器

(形見分け,私に持っていて欲しいとクローバー

師長星さん確認の上頂きましたクローバー)




桜「相談支援」「正しい情報での支援」

支援の終了は、
問題解決か、
患者さん,ご家族がご自身で対応可能であることを相互で承認出来た時と認識しています。
この「ゴールの認識」について、
私は患者として痛烈な経験があり、
当院にも やや漠然とですが不安を感じています。

相当数ご対応されていると思います。
現状患者さん,ご家族からの申請や、
医療者による必要性、
問題が目に留まった医療者との連携が主だと思います。
「依頼」での対応開始です。

がんのプロフェッショナルとして、
がんと共に生きる生活,人生、
病状の見通しを踏まえて、
潜在的ニーズやご本人がなかなか表出できずにいる苦しみを察する ということは、
患者さん数が溢れている様な現状、なかなか困難であろうと思いますが、
もやもや感は残っています。

私は、骨髄移植後晩期障害の症状が悪化し、
当院で異動希望をお願いしましたが不可とされた際、電話で相談させて頂きました。
「正しい情報」のご提供には感謝していますが、
その情報は残念ながら私の現状解決の「最初の一歩」にはなりませんでした。
がん専門相談員は、「正しい情報の提供での支援」と学習しましたが、
自分の患者としての辛い経験も踏まえ、
「提供で終わる」ことが少なくないのではないかと懸念しています。

冒頭の記載に通じますが、
医療者全体として、キュア・ケア・支援の先のゴールまで
温かく見守ることも大切だと思っています。

桜対話,現場の声を大切に

看護師管理職は、
スタッフ看護師の環境も含めた支援を通じて、患者さん,ご家族への看護を提供している。
(看護師)管理職は、
良い意味でもそうではない意味でも、『いい加減』『適当』で居られる方々
と考える様になりました。

経験上、どの病院も、
何故か現場を見ない右矢印現場の実状を知らない,分からない 管理職が多いと実感しています。 
「この方は現場にいた時どんな看護をしていたのだろうか。」
と考えてしまうことを重ねて来ました。

今回、自分の「がんと就労」ということも考えさせられました。
雇用側の当然のニーズも自分の被雇用者としての不十分さも認識しつつ、
事務の方も含め、
🌸各現場の業務内容(と課題も)
🌸今回の場合骨髄移植(後ロングサバイバー)というもの
🌸「がんと就労」
への認識に不十分な部分があるのではないかと感じました。

以上、「感想と願い」として示させて頂きました。
長文乱文失礼致しました。

私は、移植入院中に自分の患者力緩和ケアチームに繋がりました。
いまだ残存しほぼ固定となった VCR(ビンクリスチン/オンコビン) による末梢神経障害への処方を中心に、
実存的痛み(スピリチュアルペイン)にまで至るケア,サポートを受けられている
この上ない幸せな患者で感謝しております。

看護師としては、
代々の緩和ケア主治医からの私への言動のあり方はとても大きな学びであり、
それを今度は私が提供する側でいたいと思い続けています。
当院にて、ここに示した様なことの対話は持てず、なかなか実践もできず、
時に「決めつけ」にて、心踏み潰されるに似た感覚にもなりました。

一方、さすがと感じる、
穏やかで温かく優しい方々も多く、
感謝しています。

通院治療センターが出来ないなら外来も出来ない。
通治以上に学べる所は無い。
座れる仕事は無い。
あなたの為を思って言っている。
他に行った方がいい。」
という主旨のお話がありつつ、
異動希望を叶えて頂き感謝しております。
自分の目線と価値観で、
異動後も学びを得ることは出来ました。

職員用の投書箱が無い様なので、
こちらで失礼させて頂きました。
稚拙な部分もありますが、
何か考えて頂けるきっかけの一つになれましたら光栄です。




桜一つのツールで情報を共有するということ~問診票について

ペーパーレス等何らかの理由により、
複数他院の様な問診票の多用ではないのだと想像しています。
看護系雑誌に例示の様な、外来化学療法での副作用等記載のものを見直し、
医師・外来看護師・ケモ看護師・薬剤師が同じツールで同じ情報を共有することも大切だと思っています。

同じことを何度も患者さんに話して頂くことや、
多忙なケモ(化学療法)看護師の副作用チャートの修正無しコピペの対策になるのではないかと思っていました。

患者さんによっては、お薬手帳用副作用シールのために薬剤師が改めて体調を聞くことがあり、
他院を知る看護師として、がんサバイバーとしてモヤモヤ感がありました。
患者さんより、「同じことを何度言えばいいんだよ。」と言われることもありました。

院内発行の患者さん用体調記録ノートがありますが、
読み込むのに時間を要する場合もあります。
この看護師の 副作用チャートは、
医師,薬剤師は見ていないと聞いています。

「チーム」の最小単位の医師・薬剤師・看護師での日常的な副作用と対応の簡潔なシェアは、
患者さんの安心や信頼アップや、時間短縮にも繋がると思います。
時折、医師の記録も現状ではない,事実とは異なることにも私は当たっていました。

造影剤の問診票も同様に考えています。
造影剤使用回数の多い患者さんが多いので、
この場合は毎回同じことを記載して頂くご負担をおかけしますが、
簡素な確実性アップと業務の時間短縮にもつながると考えます。

疼痛アセスメントシートも同様です。
外来化学療法+オピオイド使用中の患者さんはケモ看護師が関わっていますが、
多忙な中では不十分になり易いと感じていました。
処方確認と共に外来看護師対応のことと、
他院を知る私は認識していましたが、
当院各外来多忙さを知らないこともあり、
現状には意味があるのだろうと思っています。

ですが、
救急で疼痛増強患者さんが続いた期間に会い、当院の対応患者さん数を考慮すれば多くはないのかもしれませんが、
病状から見通しを考慮した疼痛コントロールが心配な気持ちになりました。

又、NsAIDS (ロキソニン等)やアセトアミノフェン(カロナール)等でも導入やセルフケアの要サポートな患者さんにも
ケモ対応時に当たったことがあり、考えさせられました。

桜トータルペイン,全人的ケア

患者さんは心身の苦痛をはじめ、
様々な変化や喪失を重ねていくものですよね。
ご家族も同様ですね。
問題解決もしくは折り合いが付くまでの時間は、
結構長く感じるものと私も実感しています。

外来ケモ看護師は、
積極的治療期にある患者さん,ご家族と一番近く時間長く傍にいる存在と認識しています。
患者さんのあらゆる痛みの解決
患者力(~ストレングス)での第一歩、半歩進むための支援を、
なるべくノンストップで具体的に提供したいと考えています。

🌸心身への基本的看護

🌸社会的痛み~アピアランスケア右矢印野澤桂子先生よりユーモアある柔軟なケア,サポートの学び

🌸経済的痛み右矢印がんと暮らしを考える会
🌸がんと就労右矢印高橋都先生桜井なおみ氏 
~社会福祉士の勉強

🌸心理・社会的,実存的痛み➡子を持つがんの親の家族支援(HOPE TREEキャンサーペアレンツ

🌸がんと性生活 妊孕性 AYA 世代の支援➡「STAND UP」 

🌸在宅移行時の連携~提供情報の視点のすれ違い

等、具体的な行動レベルの学びに努め続け、
各専門的な支援に繋がる為の「窓口的役割」を意識して来ました。

近年、「ACP」や「協働意思決定支援」がフォーカスされていますが、
私は、日々の問題解決や思いの対話のプロセ等がこれらのプロセスに影響すると思っています。
そのため、カルテ記載も、上記の項目等を通じて、
なるべくその「患者さん自身」について
医療者の理解につながる看護記録を意識して来ました。
それが、専門的チームに繋げる,チーム間を繋げる一歩と考えて取り組み続けて来ました。
当院ではこの多忙さのため、(なかなか)困難なことと痛感実感を重ねました。

がんサバイバーの目線に戻った時、
残念で寂しく感じ直しています。

私の経験上、どこの急性期病院の電子カルテでも、
患者さんの精神面,生活面の SOAP 又はフリー形式の記録は多くは無いと感じ続けており、
当院も特別ではないと思っています。
一方、カルテ開示の時代でもあり、記録の質は意識し続けています。
この様なことをテーマに、
職員間で対話を重ねることに恵まれなかったのは残念でしたが、
それが現実の一つと捉えています。

単純に、患者さんが医療者に対し「自分を知ってくれている」という感覚を得ることは
患者は嬉しく力強く感じるものと実感もしています。


 

 

 




最近頭から離れない曲



前ブログ記事パソコンの文章の他に、
もう1枚表裏分の文章を作りました。

本当は、感情的に思いっきり叫びたいおーっ!DASH!部分もあるのですが、
本質を伝える文章にはならないと思い、
考え考え考え続けて完成させました。

生みの苦しみウシシ(笑)
この2週間、下腹部痛メラメラも燃え盛ったのは、
このためでしょうねー汗

今の気持ちをエンパワーメント虹してくれた楽曲音譜です。
感謝クローバーです。

明日、院内病院キラキラ患者さんチューリップオレンジ用投書箱に投函します。(職員用が無いみたいなので。)
ゴールです🎊

ダルマ 転んでもただでは起きない
ダルマ 一症例で生きぬく

 



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感想と願い


看護師でもあるがんロングサバイバーとして
(約30年前 病院キラキラキラキラ病院キラキラPCUで 自分の揺るがない看護の土台,基礎を得た者として)

相手の立場を想像する力
知識,技術(の知識)とは異なる実践力
昨年5月~非常勤看護師で勤務をして来ました。
実に様々な場面でこの2点をよく思う日々でした。

病院キラキラでは「晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ」という目標がありますが、

これが必ずしも患者さん軸で展開されていないのではないか、と感じることを重ねて来た様に思っています。
「患者さん軸で考えている」という自分軸の思いや考えで看護が展開されてはいないか、

日々吟味することが大切だと、改めて考え続けることになりました。

丸レッドがん看護の目的
がん患者さん,ご家族が病,治療との共存の生活,人生において

幸せであること。


丸ブルーがん患者さんへの看護師の役割
がんは治療プロセスが長く、それぞれの段階で必要となる治療やケアが異なる。
がんと共に生きる歩みの中で、長い治療プロセスを見渡して、常に患者さん,ご家族にとって何が重要かを考え、
ご自身の人生を生きられるよう患者さん,ご家族の可能性を引き出す。
患者さん,ご家族の「今大切なこと」に着目しながら、

病気の進行やそれによる様々な影響などの「次に起こること」を
様々な情報のもと予測し支援する。
病院キラキラキラキラ 元看護部長 ○○○○氏(新人時代の先輩) の病院HPでのお言葉より引用)

患者さん,ご家族がHAPPYであること」というフレーズを、

最近特に腫瘍内科医師が発しているのを目にしています。
看護の目的も上記ですが、

例えば、安全で確実な治療の提供、症状コントロール等、この目的のための手段であるものを、
目的と認識されているのではないか、と感じる経験を重ねて来た様に思います。

病院施設としての枠,規模をかなり超えた様な患者さん数を受け入れていること、

大前提として在院日数短縮等医療のシステムによること、

重ねてどうやら慢性的な看護師不足等により、

人対人の看護、一人の患者さんの全体像と歩み継続的に見つめ、ラポール形成とその質のアップ

この過程はなかなか踏めない環境であると感じ、

仕方ない部分もあると実感しました。


過去、私が、病院キラキラキラキラ,病院キラキラPCUで、

最期まで看取る時代にこういう経験を重ねられたことは、

私の看護師としての揺るがない価値となり、

個人としての人間性を高めることにも繋がっています。

感謝しています。


又、私の経験上、5~16床の外来化学療法室では、

患者さんとある程度はお互いに人となりを理解し合い

これまでの歩み~生死や人生への考えを分かち合える関係を100%ではありませんが築ける環境でした。
予後(週~)月~年単位のとても大切な時期

生活の一部となる外来化学療法の期間をこの様に過ごせることは、お互いに有意義であることと考えています。
 

ですので、こういう環境に無い様な、知らない様な、現状の看護師の皆様を、少し気の毒に感じてしまう部分もあります。

現状、機能別看護的、ベルトコンベア的、一期一会的と感じてしまう部分も仕方ないとは思っております。


ですが、たまには、
①目の前の患者さんが自分だったらどう感じるか
②患者さん本人の目,耳,心になりきり、どう感じるか
②は全体像掴みきれないと軽いものになると思いますが、

時には、真剣に①や②の時間を作り、あえて胸の痛みを感じて欲しいと考えてしまいます。
それが、看護師しての

(本来の)責務遂行とプロフェッショナルとしての情熱と、

よく言われる看護師としても必要な人間性向上に繋がると、

私は考えています。

私は、病院キラキラキラキラの患者でもあります。
「自分が、不毛でも人一倍悩み、得た大切にしてきた看護、それを患者の私は受けられない。」

という疑問を、しばらくここまで感じ続けて来ました。


ALL Ph(-)罹患前も、移植後約5年後の復職でも、

実に様々な病院、様々な看護師方他医療者を見て来ました。
専門看護師、認定看護師という方々も増え、

(失礼ながら)様々なレベル,価値観の存在の実感を重ねて来ました。
私は、こういう方々に、

定型かつ高度であろう知識や技術の完璧な習得を基に、

高い実践力や人間性、プロフェッショナルとしての情熱を期待してしまいます。

そもそもの職業人としてのマナーの不足と感じること、

ご自身の感情のコントロールをあえて?しない様なこと、
十分な対話も無い中で、ご自身の能力や経験知より、

スタッフ看護師の人となりを一方的に決めつけ、

実際とは異なる人物を作り上げる(恐ろしかった)、

自己覚知が不十分でありそう等、

当院にて感じることを重ね、怖さと悲しさを感じました。


プロ的ながんピアサポーターの方より、

看護師ってすぐ決めつけるでしょ。(だから嫌なの。)」

と吐露されたことがあります。
その言葉が何回も思い出される、当院での日々でした。

看護師間での(よくない)コミュニケ―ションスタイルや関係の構築の仕方みたいなものは、

どう注意しても、自信がおありでも、対患者さん,ご家族ににじみ出てしまうこともあると思います。


患者さん,ご家族は、病を得たことにより、医療者の言動にも敏感ですよね。
新人時代に接したある患者さんは

「ここはとても見晴らしがいい。誰が本当に優しいか、心ここに在らずとかよく分かる。」

と病床のことを話されていました。

私も患者として実感しました。


ご経験多い看護師さんほど、

自分はデキル評価者と自覚されていると感じていますが、

当然評価される側にもあります。
簡単な思いやりも無い、品位が高いとは言えない、つまらない、ご自身を過信して簡単に決めつける等しないでください。


ご自身の言動を指摘されても分からない方もいらっしゃる様です。

過信にて、自分軸中心になっているのではないでしょうか。

病院キラキラの看護師さんは、人間性も本当のプロフェッショナルとしても高いものを持って頂くことを、これからも期待し願います。

ここは「病院キラキラ」だからです。
私は、若い頃の病院キラキラキラキラ病院キラキラでの学びや、

患者さん,ご家族、

(特に病院キラキラキラキラでの)情熱ある先輩方と思いやりある医師の方々とのめぐり逢いをずっと愛し続けているので、

この願いはずっと変わりません。

nabPTX投与速度について~

「1年は意見せず黙っているものでしょ。」

→でも疑問 患者さんの人生に関わる薬剤 正規の投与とは


例) 20ml/30分投与→40ml/H ルート容量約13ml→仮に10mlとして

薬液の性状によりルート内充満で15分 指示速度で投与されるのは半量
指示時間終了orボトル空でWASH OUTの速度200~400ml/Hに切り替え→5~10倍速度で投与


薬剤投与の6Rに沿っていない,倫理的な問題も

➡「これまで何千例とやって問題無い」

←急性の症状無しで問題無しの確定に疑問 

効果,副作用の(中長期的な経過の)違いの有無は大規模比較試験でなければ明確ではないのでは 

適正使用ガイド「ルート内薬剤も指示速度で投与」

 
他施設→

①nabPTXをルート刺入部まで満たす

②30分で開始

③途中ボトルが空→WASHOUT生食 nabPTX指示速度で30分終了迄

④WASHOUT全開へ
↑これは患者数多い当院では出来ない

どうしてnabPTXだけそう言うのか

←薬剤の量と性状のためです

(単純な算数でも考えてみてください)