(CNN) 米人気俳優兼監督のベン・アフレックさんは27日までに、オバマ大統領が政権2期目の次期国務長官に指名したジョン・ケリー上院議員(民主党)の後任議員を選ぶマサチューセッツ州の上院選に出馬する考えはないことを明らかにした。
アフレックさんは交流サイト「フェイスブック」で、「マサチューセッツと米国の政治システムを愛しているが立候補はしない」と述べた。また、上院組織の外側から自らの政治信条の実現を目指していくとも語った。
新たな国務長官の就任には上院の合意が必要だが、ケリー氏の承認は確実視されている。アフレックさんの政界進出については、米CBSテレビとの最近の会見で連邦議会選挙への出馬の可能性について明確に否定しなかったことから憶測が強まっていた。
番組では、「米国の政治プロセスが非常に好きだし称賛もしている。しかし、自分の政治的将来について憶測しくたくない」と指摘。その上で、政治に関与することは好きだが、現在は政府の外側で活動することに非常に満足していると述べた。
アフレックさんは国内紛争が続くアフリカ中央部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の社会経済開発問題で政策を提言するほか、退役兵士への支援や飢餓(きが)対策などの米国内問題でも活動している。旧ザイール問題では最近、米上院情報特別委員会に出席し証言していた。