T-01Cは富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製。ブラックとボルドーの二色が用意されている、正直に言うと外観は期待しすぎたせいもあるのか、メチャカッコイイ！とは思えなかった。
ブラックはまぁよくある感じ、ボルドーはちょっとくすんだような感じの色、個人的にはもう少し派手な発色の方が良かったかな。
他の人はどう思うか知らないけど、こういうフルタッチのスマートフォンや携帯を使うのであれば、自分は一番重視すべきは操作性にあると思う。
タッチパネルの具合はどうか、UIは分かりやすいか、特にタッチパネルが駄目ならイライラしながら使う事になる。多くのXperiaユーザーはこのイライラを体感済みだろう。
話がそれたけど、T-01Cの話に戻る。
今回の内覧会で触れたT-01Cのタッチパネルのレベルは決して高くなかった。感度・精度・追従性全てもっとブラッシュアップしなければならないと思う。
また全体的にモサモサ、ガクガクな動きだった。1.6の頃のXperiaよりはマシかな程度の出来。Galaxy Sには遥かに劣るし、iPhone3GSやiPhone4のタッチパネルには遠く及ばない。
ただ、一番最初に述べたように今日触ったのはあくまでも開発途中の機種。実機はもっとタッチパネルの精度は上がるはず。
実際に担当者に確認したところ、『実機では他社さん並のタッチパネルに仕上げる予定です』とのコメントを頂けた。他社さん並とはこりゃまた曖昧な。
突っ込んで色々話をしたけど、製品版でも結局、Galaxy Sのタッチパネルよりは落ちるし、今回の冬モデルのPRIMEのF-01Cのタッチパネルよりも少し落ちる感じになりそう。
ちなみにF-01Cのタッチパネルはかなり良かったので、あれより少し落ちる感じならまあまあかな、という気はする。Xperiaよりも落ちるという事も無いだろうから安心して頂きたい。
画面はあんまりキレイじゃなかったかなぁ、普通な感じ。4インチの液晶は個人的に一番タッチ操作しやすい大きさだと思うので、好印象を持った。ホールド感もグッド。
Xperiaのようにブラウジング中には画面右下に『＋』と『－』が表示され拡大・縮小を行えるので便利。
マルチタッチについてはアンドロイドマーケットに繋がらなかったのでアプリが取れなくて確認できなかったのと、担当者も知らなかったというオチ。
FeliCaについては興味が無いので未確認、ワンセグも同様に未確認。
製品版では横置きの卓上ホルダと16GのmicroSDHCが同梱される。発売時期は12月中旬で調整中との事。ちなみにauの同型機のIS04は２月頃を予定しているそう。
気が早い話になるけど、このT-01Cの後継機は来年の夏モデルでは出ない模様。来年の夏モデルは富士通の防水Android(調整中)→来年の冬モデルで富士通東芝モバイルコミュニケーションズのAndroidの流れでリリースみたい。
要は富士通と富士通東芝モバイルコミュニケーションズはテーマの被る物を同時にリリースしない方針らしい。よっぽどかけ離れたものであれば同時リリースもあり得るみたいだけど。
また話がそれたけど、T-01Cに戻る。全体的な完成度はまだまだな印象だけど、大変な頑張りを感じる機種。FeliCa・ワンセグ・赤外線搭載、そしてスマートフォンなのに需要の高い防水仕様。
今日の内覧会で一番人が集まっていたのが、T-01C。担当者もびっくりしてたけど。女性で並んでいる人も多かった。ライトユーザーからも人気が出そうだ。心配なのはタッチパネルの出来。
オススメできる機種ではあるけど、神経質な人は発売されて評判を見てから購入の方が賢明な機種とも言える。
ちなみに自分は購入も決めてるし、ボルドーを予約済み。ちょっとタッチパネルの完成度が低かったのが不満だけど、期待して買うことにする。