■「中国の宇宙開発」写真特集
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第3ステップは、2020年までに同システムのグローバルネットワークを構築することだ。「北斗」は米国の第2世代GPSに相当し、測位精度の誤差を水平方向で10メートル、垂直方向で15メートル縮小し、速度測定精度は0.2メートル毎秒優れている。
衛星打ち上げと同時に、同システムは多くのシステム試験を実施し、ユーザー試験を実施した。同試験は、中国国内の50以上の企業、地上・海面・空中、さらに一部の宇宙空間もカバーした。試験方法には、船舶搭載、航空機搭載、車両搭載が含まれる。
試験実施区域は17の省・直轄市を跨ぎ、南は南極の中山基地まで達した。ダイナミックレンジは高速で300キロ毎時に達し、試験記録データは1万時間を超えた。中国の衛星測位応用産業市場において、「北斗」の占める比率は5-6%で、そのほかのシェアはGPSに占められている。
第2世代「北斗」が構築されれば、国家政策からの力強い支援を受け、市場の需要が爆発的に増加する見通しだ。20年の中国における同システムの市場規模は5000億元(約5兆2000億円)に達するだろう。12年は第2世代「北斗」使用の初年度とされ、今後の普及が期待される。
アジア太平洋地域の測位システム構築は、中国が米国・ロシアに続き自主衛星測位システムを保有した3番目の国家になったことを示す。中国はすでに、アジア太平洋地域全体に対して精密攻撃を行う能力を持つ。これは中国の軍事力の強化にとって重要な節目となり、その戦略的な意義は「原爆・ミサイル・人工衛星」と同等だ。(完結)(編集担当:米原裕子)
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