スーツの女性の説得 | 【梯子】 ◆RTFTcRbdaAを待ちながら【いざ元旦】まとめサイト

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飲み会の帰りにコンビニに立ち寄った◆RTFTcRbdaA。激しく降ってきた雨に雨宿りをしていると、岡田真澄似の紳士に話しかけられた。

そこから始まる摩訶不思議なお話。釣りなのか?ガチなのか?

果たして、西暦2009年1月2日13時43分に何が起こるのか?

246 名前: ◆RTFTcRbdaA [sage] 投稿日: 2008/11/24(月) 21:42:38 ID:iVloBKGt0
>>240
すみません過去のレスに書いてます。

>>242
わかりました。
今日は時間がたっぷりあったので・・・。
すみませんでした。



249 名前: ◆RTFTcRbdaA [sage] 投稿日: 2008/11/24(月) 21:45:34 ID:iVloBKGt0
僕は混乱しました。
いえ、ずっと混乱していました。
ただ、ずっと聞きたかったことをとうとうスーツの女性に聞きました。
あの写真のように進んだ世界の可能性もあるということですか?と。
女性は、可能性は無限にある以上、それはイエスです。
でも正しいものではありません。
あれも決められていた流れのうちの一つだったんですと。



254 名前: ◆RTFTcRbdaA [sage] 投稿日: 2008/11/24(月) 21:51:39 ID:iVloBKGt0
岡田のおじさん(彼女はずっとコードネーム??でよんでいましたが)達は
そういう不遇な環境かつ、神社で出会う女性にもっとも自分達の望む影響を与えそうな
そんな人物にコンタクトを取って、あるべき編集を捻じ曲げようとしているのだそうです。
自分達が都合のいいように。
けれど、僕はこれまでにないくらい怒っていました。
女性が言った、仕方の無いこと、選ばれなかった可能性なんだからという言葉に。
じゃあ、僕の望む世界があるわけなんですねと言うと女性は声を荒げて
だから世界は一つなんです、パラレルワールドや平行世界なんて存在しないんです!と言いました。
だから僕は、じゃあおじさんの言うとおりにすればあの写真のようなことが望めるんでしょう?
しかも世界は幾つもないんだったらそれが正しいことになるわけだ、と。
すると彼女はありえない・・・と呟きました。
あなたはわかっていません。と彼女は言いました。



256 名前: ◆RTFTcRbdaA [sage] 投稿日: 2008/11/24(月) 22:03:09 ID:iVloBKGt0
過去とあなた方が呼んでいるものは変えられないんです、と彼女は言いました。
編集を捻じ曲げてもそれは選ばれなかった可能性を繋ぎ合わせた偽物にしか過ぎない
嘘の世界なんですと。
線を切り離して新しい世界を始めても、その世界には不安と恐怖と暴力しか待っていないんですよ
と彼女はキレながら僕に言ってきました。



それでも、僕は妹を、何より自分自身の幸せが欲しい。
僕はともかく妹に両親の顔を見せてやりたい。
惨めな思いを全部無かったことにしてあげたい。
僕の作った下手な料理なんかじゃなく母さんの美味しいご飯を食べさせてあげたい。
兄が行って恥ずかしい思いをしたであろう授業参観とかも、
他所の家を横目に見ながらの運動会も、飼って上げられなった子犬とかも
事情で参加できなかった遠足や修学旅行、
全部あの子は我慢して、不甲斐ないこの僕のために笑顔でいてくれたんです。
妹に渡していた月々のお金は必要なものに使う以外は何にも使わずに、
いつか話してた旅行に行くために貯めている、そんな子なんです。



その彼女の不遇を仕方の無いで済ませるスーツの女性が僕は許せなかった。
あらゆる可能性があって、しかもあの写真を僕に渡したのが岡田のおじさんだったとして
なら変えられる可能性があるのなら僕は世界の平和とか知りません。



259 名前: ◆RTFTcRbdaA [sage] 投稿日: 2008/11/24(月) 22:10:36 ID:iVloBKGt0
僕は席を立って女性に言いました。
お話は有難うございました、でもこれが本当のことかもわからないし、
自分でよく考えて自分で行動しますと。
女性は慌てて僕を追いかけてきて、あなたは犯罪者の加担をしようとしているんです
とか、どうして現実をうけいれられないんですかとか言ってきました。
僕は本当に冷ややかな気持ちで
でも過去も未来も現実もないと言ったのはあなたですよ、
と女性に吐き捨ててドトールを出ました。
彼女はまだ追いかけてきて、聞いてくれそうだったから説得という手段を出したんですと
そうでなければもっと違う手段を用いてあなたを正月に行かせないように妨害してました
と僕に言いました。
ならすればいいじゃないですかと僕は彼女に言いました。
むしろ忘れさせることが出来るのなら今すぐにしてくださいと言いました。
僕は泣いてしまいました。
だって、自分がずっと望んでいた幸せな風景、それが手に入るかもしれない、
そんな希望を目の前にして彼女はそれを捨てろと僕に言っているんですよ。
こんな酷なことってあるでしょうか。
個人のエゴかもしれません。
でも僕は普通の人間です。



260 名前: ◆RTFTcRbdaA [sage] 投稿日: 2008/11/24(月) 22:14:06 ID:iVloBKGt0
しばらく歩いて着いてきながら女性は僕に色々と説得をし続けていました。
しかし、もういいです、と聞こえた次の瞬間、その場から忽然といなくなりました。
僕は背筋に寒いものを感じて急いで電車に乗って帰りました。
これがドトールで起きた大体の出来事のあらましです。
長文に付き合ってくださって有難うございました。


262 名前: ◆RTFTcRbdaA [sage] 投稿日: 2008/11/24(月) 22:17:11 ID:iVloBKGt0
今、現在僕の記憶は消えていません。
彼女が説得以外で妨害する方法はあるといったのはウソだったんだと思ってます。
でも不安はあります。
そして、この後にあった出来事はまだ書けません。
引っ張っているとか焦らしているとではなく本当に書けないのです。
みなさんからの叱責も覚悟しています。
本当にごめんなさい。