岡田真澄似紳士との出会い2 | 【梯子】 ◆RTFTcRbdaAを待ちながら【いざ元旦】まとめサイト

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飲み会の帰りにコンビニに立ち寄った◆RTFTcRbdaA。激しく降ってきた雨に雨宿りをしていると、岡田真澄似の紳士に話しかけられた。

そこから始まる摩訶不思議なお話。釣りなのか?ガチなのか?

果たして、西暦2009年1月2日13時43分に何が起こるのか?

75 名前:1/3[age] 投稿日:2008/09/22(月) 07:59:52 ID:wCo+KKJD0 [PC]
僕はいつも自分のことを「孤独だ」と思うことがあって、たとえば親友と会っている時も、
彼女がいた時も、根本的な心の奥底では「自分は結局独りなんだ」という気持ちを完全に拭い去ることが出来ませんでした。
それを相談しようとすると、喉がつっかえて話せなくなろうとするんです。
両親に置いていかれたんだと、心のどこかでまだ思っていたのかもしれません。

そんなことを初めて出会った見知らぬ人間に話している自分にも驚きますが、
黙って聞いていてくれた男性も今思えば本当に不思議です。
気がつけば一時間くらいコンビニの軒下で僕たちは話していました。
ふと、携帯のバイブが鳴り、見るとさっきまで一緒に飲んでいた友人からの着信音でした。
ちょっと失礼します、と言って電話に出るとかなり酔っ払った様子で何を言っているかわかりません。
まださっきの店の近くにいることだけはわかったので、タクシーで迎えにいくからと言って切りました。
男性に挨拶し、友人の件を話して、話を聞いてくださって有難うございましたとお礼を言いました。
男性はいえいえこちらこそ、と親切にもタクシーをコンビニのお兄ちゃんに言って呼んでくれました。

前置きが長くなって申し訳ないのですが、実は本題はここからなのです。
タクシーを待っている間(と言っても三分ほどだったのですが)、男性は奇妙なことを僕に言い出しました。