前半に、ミスから失点したBelle。それ以外は、しっかり守って後半に突入。お互いにゴールを決められずに時間が経過。そうした中、後半20分過ぎ、中島選手が右サイドで味方からパスを受け、自らドリブルでペナルティエリア内に切り込んでいくと、仙台LのDFと交錯。PKをゲットしました。

 

同点に追いつく絶好のチャンス。しかし、Belleには、絶対的PK職人が怪我で不在。だれが蹴るんだろうと思って見ていたら、中島選手自らボールをペナルティスポットにセット。Belleファンが、仙台Lファンが固唾を飲んで見守る中、中島選手が右足で丁寧にコースを狙ってインサイドでキック。ゴール右サイドを狙ったコントロールされたボールでした。しかし、GKブリトニーキャメロン選手が横っ飛び。左手1本でボールを弾くと、無情にもエンドラインに沿ってボールは転がっていって、ラインを割りました。

 

天を仰いで悔しがる中島選手。時間にして、数分のドラマに両軍及びファンの思いがぎっしりと詰まっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

中島選手の蹴ったボールは、決して悪いものではありませんでした。ブリトニーキャメロン選手の読み勝ちでした。

 

試合終了の挨拶の時、中島選手が泣き崩れ、仲間に支えられるという出来事がありました。一瞬何があったのかと思いました。PKの失敗に責任を感じて泣いたのかもしれませんが、全然、責任を負うようなものではないと思っていたので、なぜ泣いているのか、その時は分かりませんでした。

 

もう一人、泣いていた選手がいましたが、それぞれの選手が必死で戦っているということが分かります。若手主体と言えども、Belleを代表して戦っているわけで、若いからなどという言い訳は通じませんし、そう思っていないということも伝わってきました。

 

連敗は続いていますが、試合の度に、成長している、そう思っています。当然相手があることですから、自分たちの成長が必ずしも勝利に結びつかないこともあるでしょう。でも、諦めることなく、来週のカップ戦最終戦を戦ってほしいです。今は、結束あるのみ。