今日は、休みだったので男子フィギアスケートのフリーをテレビでライブ観戦しました。目覚ましを1時30分にセット。起きたときには、まだ日本人選手の出場はずっと先でした。うとうとしているうちに、気がつくと町田選手が登場。冒頭の4回転で転倒、惜しくもメダルを逃してしまいました。5位入賞でした。
 続いて登場した高橋選手。やはり4回転が決まらず、全体的に絶好調の時とは程遠い滑りでした。それでも、スケーティング技術は素晴らしく、本当に魅了されました。結果は、6位入賞。
 そして、金メダル候補筆頭の羽入選手が登場。緊張しているのが分かりましたが、定位置につくと、少し微笑みましたね。彼ならきっと素晴らしい滑りを見せてくれるだろうと信じていました。
 最初の4回転ジャンプ。ここ何回かの大会でミスしたことがありませんでした。当然、決めてくれると信じていましたが、まさかの転倒。まずい。パトリック・チャンと金メダル争い。正直、これで銀メダルかなと思いました。ここから羽生選手は立ち直すのですが、中盤にまたジャンプで失敗し両手をついてしまいました。それから、3連続のコンビネーションジャンプも、2回目のジャンプと3回目のジャンプの間に、ワンステップを入れたことにより、減点となってしまいました。完全に金メダルならずと思いました。
 こんな時、思うことは一つ。次に滑るパトリック・チャンのミスを願う。心苦しかったけれど、ひたすら願っていました。彼は、見事に冒頭の4回転、3回転のジャンプを決めました。羽生選手の銀確定と思いました。しかし、彼も、オリンピックの魔物と戦っていました。そして、魔物につかまってしまいました。そして、羽生選手以上にダメージを受けてしまいました。

 羽生選手の優勝後のインタビューで、金メダリストして東北の復興に役立ちたいとの発言がありました。若干19歳。まぶしすぎます。あの3.11の被災者でもある彼が、その傷から立ち直り日本男子フィギア界に初めて金メダルをもたらしました。東北の人は、本当に強いですね。

 羽生君、本当におめでとう。帰国しても、しばらくはあちこちに引っ張り出されて忙しいと思いますが、そののち、少し休息して、また、日本中のみんなに元気をください。