生後2週から育ててる子猫ムギの手術だった。
術前日の21時以降は食止めで飲水のみ良いとの事だった。
子猫なりに察していたのか大人しいワリに中々食べてくれず必殺アイテムのシーバで釣って20時55分にようやく食べてくれた。
人の食い物にはやたら興味がある癖にね。
今朝は打って変わって活気良好で同居猫のコロを無理矢理遊び相手にさせていた。
コロはゴハンを貰えるいつものポジションでじーっと目で訴えていたけど、ムギが食べられないから出掛ける直前まで我慢して貰った。
ムギはケージに入ると病院に着くまで『にゃ〜ん』とずっと鳴いていた。
家ではあまり鳴かない子だけに安心環境にはなってるのかなぁと親ながら思う。
数ヶ月前は『うにぁ!ひゃあっ!』とかマトモな鳴き方じゃなかったのに。
声変わりしたと同時に大人になってきているのだなぁと実感する。
病院に着くと早速、執刀医から血液検査して手術が可能か調べて大丈夫そうならそのまま執刀しますと説明を受け体重の測定を行った。
ムギは2.95Kgだった。
家に来た時は241gだったのに立派にスクスク育ってるんだね。
毎日、料理に使う計りで〇g増えた!
ノートに記録!なんてやってたのにね。
その後、同意書にサインして後ろ髪引かれる思いで帰った。
嫁とムギが居ないと静かだとか明日は誰も起こしに来ないとかそんな話をしつつ買い物に出かけた。
持て余しても無駄に不安を募らせるだけと思ったからだ。
そして服屋に着くとまさかの
…野鳥のカケスに遭遇した。
鮮やかな青を持っているんだね。
近づいても写メを撮っても一向に動く気配はない。
見た所…
羽根にケガは無さそうだけど具合が悪いのはたしかだろうか。
服屋の前だからもちろん周囲はチラ見程度でスルー対象。
世間ではコレが普通なのだろう。
車にガサガサ&釣り用の網があったから準備としてみたけど抵抗すること無く普通に捕まえる事が出来た。
素手でも捕獲出来たと思う。
偶然にも鳥が診れる動物病院が近くにあったので診て頂くと舌が腫れて出血しているとの事だった。
服屋はショーウィンドウみたいなガラス張り感が強い構造の建物だっただけに衝突して脳震盪でも起こしてしまったのだろうか?と考えている。
獣医も同じような事を言っていた。
動物病院の先生は超獣は飼えないからと保護団体に連絡して引き取り先の準備してくれた。
応急処置もしてくれたみたいだけど何をやったかは説明してくれなかった。
治療費はどうやら鳥獣保護団体から多少出るから大丈夫と話してくれた。
安否を知る方法がないのは残念だけど行為に甘えるしかないのだろう。
耐え忍んで繋いだ灯火だから無事生き抜いて欲しいなと思いながら病院を後にした。
そんなこんなでバタバタしたあと病院から『無事に手術が終わりムギちゃんの目が覚めましたよ』と連絡があった。
すごくホッとしたけど今日は病院1泊だからまだまだムギのストレスは計り知れないのだろうな。
ゴハン食べてるかな?
傷いじってないかな?
ちゃんと寝れてるかな?
寂しく鳴いてないかな?
とか色々考えてしまう。
明日は朝一で迎えに行こうと思う。
怒って寄り添ってくれないかもしれないが。
たくさん愛でてあげよう。
コロも大人しく待ってるよ。
じーーっ。(ゴハンよこせ)