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韓国人が自慢する族譜、でもその実態はほとんど「家系捏造」です。
両班しか持たなかった族譜今ではほぼ１００パーセントの韓国人が持っています。
しかし、韓国人の先祖の少なくとも４０パーセントが奴婢や白丁になるわけです。
これは、史実と矛盾します。彼らの「歴史捏造」のステップ１は族譜による「先祖自慢」です。
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両班(ヤンバン)は、高麗時代の官僚制度、李氏朝鮮時代の官僚制度、身分である。
高麗の官僚制度から来ている。高麗の官僚制度は文官と武官を明確に分け、文官を文班(東班・鶴班とも言う)と呼び、武官を武班(西班・虎班とも言う)と呼び二つを会わせて両（中国語で二と言う意味がある）班と言う訳である。総じて（高麗時代の武臣政権時代をのぞき）、文官が上で、武官は見下されていた。
高麗時代には武班のクーデターにより武官政権が産まれるが(崔氏政権)、モンゴルの侵入によって滅んだ。
両班は官僚であり、本来良民であれば誰でもなれた。これが特権階級化するのは李氏朝鮮時代の前期から中頃だと思われる。
両班は世襲化する傾向が高いが、高麗時代は両班と言うより大地主を中心とした門閥貴族であり、高麗貴族には隠位の制によって事実上の世襲を行っていた。しかしながら、李氏朝鮮になり、両班の構成が大きく入れ替わり、世襲化したときに両班階級と言う特権階級ができあがったと考える。李氏朝鮮の独特な官僚制度に起因している部分があると思われる。つまり功臣やその子孫、外戚・王族などは宗親府・忠勲府と言う役所に配備され一定の給与を貰うことが出来た。つまり名門両班の子弟は国から給与を貰いながら科挙の為の勉強をする事が出来たわけである。難関である科挙に及第するには十分な勉強する時間と優秀な教師を雇う資金が必要であるのでこれはかなりのアドバンテージである。
ただし、嫡子以外の子（庶子）は両班では無く常民にされたり、三代続けて科挙に及第できないと両班の身分から落とされるなどの制約が有ったが時代が下るとこれらの制約が外れたり、没落両班が族譜を売ったために両班の数が異常に増える事になる。
李氏朝鮮後期に両班であることを裏付けしたのが売買・捏造が頻繁に行われていた族譜であり、最古の族譜と言われているのは1403年に作られた水原白氏であるが、族譜の作成が本格化するのは1562年に文化柳氏の族譜以降であると言われている。それから宣祖の時代にかけて族譜が作られた。裏には旧勲派と士林派の対立があり、自分たちの出自を誇る為に作ったと言われている。
また、軍役の免除などの特権は大きく、李氏朝鮮は徴兵制が崩壊し、徴兵の代わりにかなりの重税と言われていた人頭税（軍布）を貸したので、常民と両班の間にかなりの差が開いたと思われる。
また、16世紀から17世紀にかけて両班は族譜を作ることで自分たちの家柄の正統性を示そうとした。
しかしながら、2度の倭乱(秀吉の朝鮮成敗)と2度の胡乱(清による朝鮮成敗)より、田地が荒れ果て、国庫が破綻すると身分制度は流動化し、李氏朝鮮末期になると売官や族譜の売買、捏造がはびこり、常民や奴婢でも族譜を購入、捏造することで両班になるものが耐えなかった。これによって両班制度は崩壊する。
15世紀初め頃2-4%と言われていた両班は大きく変動する。
たとえば大邱では、このように変化している(これは極端な例)
年代 両班戸 常民戸 奴婢
1690年 9.2% 53.7% 37.1%
1729年 18.7% 54.7% 26.6%
1783年 37.5% 57.5% 5.0%
1858年 70.3% 28.2% 1.5%
本貫とは
本貫とは、その氏族の出身を示す者である。姓の数が少ない為に出身を付けて○○金氏などと区別したわけであり、本貫が違う場合、始祖が違う事が多い為（さらにさかのぼるとと同一祖先にたどり着く分家的な本貫もある）、同じ姓でも別の一族と考える。逆に別姓でも同一始祖を持つ場合同本貫と考える。しかし、現代韓国ではやはり特定の本貫に人口が集中している。また同一の本貫の中でも分家があり、流派と言うものが存在する。大抵は、始祖から何代目の誰から別れた一族かと言う事を示しているが、これは元々大族だった両班などが、各自族譜を勝手に作ったために齟齬が起きたためであろう。
李氏朝鮮末期には、この族譜が両班の家を示していたため、族譜を捏造すれば両班に成ることが可能であった。この族譜捏造を皮肉った言葉に「国全体が両班になれば、両班はなくなる」(使通一国而為両班、即通一国而無両班矣 -『牧民心書』丁若鏞）と言う言葉がある。実際、現代の韓国は、100%両班の子孫を自称している。
名門両班とは
次に挙げるのが文科合格者200人以上を排出した10大本貫である。
()は、韓国内の本貫の人口順位。
全州李氏(3) 李朝王家の本貫
安東権氏(11)
坡平尹氏(9) 王后を多数出している家
南陽洪氏(22)
安東金氏(18)
清州韓氏(10)
光山金氏(8)
密陽朴氏(2) 新羅最後の王を始祖とする
延安李氏(55)
驪興閔氏(56) 閔妃などを出した王后を多数だした家
晋州姜氏(7)
潘南朴氏(60)
慶州金氏(4) 新羅最後の王の一つ前の王を始祖とする4番目に大きい本貫
比較的大族が多い。名門両班ほど族譜も捏造されやすかったのだろう。
ただし、一番大きな金海金氏などは抜け落ちていたりする。
三日月城通信より転載
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金日成（金海金氏）も自分は両班の末裔といっていたが、「反革命分子」の子孫だから自分で自分を粛清してないと
おかしいのだが、まああの国はそのあたりはスルーなんだろう。