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2012-02-12 16:44:07

東京地裁の食堂 1

テーマ:グルメ

 食文化、旅行文化を論じるブログの開設者であり、しかも、弁護士でありながら、ここ東京地方裁判所の地下食堂の多彩なメニューについてこれまで一度もコメントをしたことがなかった。

 私自身、東京地裁の食堂でご飯を食べることがあまりなかったからでもあるが、どうしてあまりなかったかといえば、この食堂が空前の人気レストランであり、いつ行っても大混雑、たっぷりとした空き時間がないと、ここで食事を楽しむことなどできない。だからである。

 さて、どうしてそんなに人気があるのか。

 霞が関官庁街の食堂たちの中では群を抜く食材の鮮度、オリジナリティとバラエティーに富むメニュー、抜群の調理感覚、そしてこの安さである。

 道理でいつも、法曹三者や裁判所職員のみならず、霞が関のエリート官僚や国会議員の美人秘書らがいつも食券を求め長蛇の列をなしているわけだ。

 しかもその列の先には、自動販売機ではなくて、いまだに食券売りのおばさん(またはお嬢さん)がいるという一見昭和にタイムスリップしたかと思うような光景。

 ・・・ところが、今日の昼、私がたまたま裁判所の地下に立ち寄ったら、食堂はなぜか嘘のように静まり返り、ほとんど閑古鳥が鳴いていると言ってよいほどの有様であった。

 いつからこうなってしまったのか。それとも今日だけたまたまなのか。

 いずれにせよ、裁判所食堂で食事を楽しめるまたとないチャンスではないか!

 私はさっそく食券売り場に直行し、いつもショーケースの中の見本を見るたび「いつに日か、きっと、どうしても、必ず、食べてみたい。」と希求しやまなかった裁判所名物「きしめんセット」700円の食券を買い求めた。

 そして、調理場の配膳カウンターに向かう。(つづく)

2012-01-31 01:02:38

ただのひとりごと

テーマ:ブログ

 今日は、午前950分から午後110分まで、それに午後2時から午後530分まで、ぶっ続けで法律相談を受けたため、とても疲れた。法律相談でさえこうなのだから、5時間53分もテニスをしたらさぞや疲れることだろう!

 ここのところ宿題もためてしまい、本来ならここ2,3日のうちに仕上げなければならない文書が約10個に達してしまった。(文書はどういう単位で数えればいいのかよくわからない。)

 さすがに切羽詰ったので、今日は、本日の予定を終えて、本来ならまずとりかかるその日の書類のファイリングや、期日報告書の作成、決まった裁判期日の請書の送信、メール・ファックス・郵便物のチェック・送受信など――いわゆる私が雑務と呼んでいる仕事(ただ、決して大事でない仕事という意味ではない。細々としたいろんな用務が含まれる。)――は後回しにして、すぐに文書の起案にとりかかってみることにした。

 いつもはその日の雑務を先に終えてから文書の起案に着手しているのだが、そうすると起案を始めるのがいつも12時を回ってしまい、ついついバテバテになってしまう。だから逆にしてみたのだ。目先を変えて普段とは違う道順で家に帰るようなものかもしれない。

 しかし、それはそれでダラケてしまい、こうして息抜きにブログの更新がしたくなったりしてしまう。

 違う道順で帰ったらへんてこりんな見知らぬ店に寄っちゃったようなものだ。

 どうも人間がだらしなくて困る。

そういえば、このブログのために出張先で書きためた記事も、パソコンに移すのを面倒がっているうちに、だいぶ時季遅れになってしまった。

 気合を入れなおさねばならない。まだ1月だ。

 豪雪地帯の人々も皆がんばっている!

2012-01-23 01:59:48

まだまだ旅は続く

テーマ:ブログ

 恋の街札幌は、深い雪だった。

 私は羽田発朝一番の飛行機で新千歳空港に降り立ち、そのままここ札幌にやってきた。

 さすがに寒い。最高気温が氷点下だというこの日。

 しかし、それにしてもこんなに雪が積もっているとは思わなかった。

 私は午前中の早い時間に、当地で裁判をすませ、いつかこのブログでも紹介した市内のカレーショップで「オムカツカレー」980円というのを食べ、そのためついに所持金が10,000円を切ったが、明日の予定に備えるべく、札幌午前1151分発の特急「スーパーおおぞら5号」で、一路釧路に向かうことにした。

 釧路まで4時間以上の旅である。

 北海道というのは、東京や大阪から来るよりも、道内の移動の方に手間ひまがかかるところである。

 しかし、それにしても実にあったかい車内。

 私はコートはもちろん、背広の上着も脱いで、ワイシャツ姿になった。

 まわりのお客さんにもそういう人が多い。

 ディーゼル特急は、うなるような音を発しながら、雪の札幌駅を定刻に発車した。

 実は、昨晩徹夜していたため(今年に入ってもう何日徹夜をしたことか。情けない。)、窓の外からのまぶしいほどの雪の照り返しの中、私はじきにぐっすり寝入ってしまった。

 で、携帯電話で目がさめたのは、列車が南千歳に近づくころ。

 車窓の外は果てしない雪原だった。

 それが、南千歳から石勝線に入るとなおさら深まる。

 人工物がまったく視界に入ってこない、ただただ静まり返った深い雪の原野が続く。

 特急「スーパーおおぞら」は、雪煙りをまき散らしながら、轟音を立てて突っ走る。まるで人跡未踏といった感じの白い世界の中、単線の線路だけが心細く続いている。

 よく「銀世界」というが、一面の雪の世界は決して銀色には見えなかった。

 午後1時過ぎ、特急は、スキー場で有名なトマムに停車したが、駅のプラットホームもまた半分雪に埋もれており(外はいつしか吹雪になっていた。)、特急からは1人か2人が降りただけのようだったし、逆にこの駅から特急に乗ってきた客もほとんどいないようだった。

 私は、寝たり、電話に出たり、寝たり、電話に出たり、を繰り返した。こんな山間なのに、私のこの古い携帯に電波が届くのが意外だ。

 特急は、トマムを発した後、さらに古びたスノー・シェルターを何度もくぐりながら、やがて石勝線とは別れを告げ、根室本線に入り、新得(しんとく)、帯広、池田…と鉄路を刻む。

 次に私が目をさましたときは、右手の車窓に太平洋の冬の海原が迫っていた。

 白糠(しらぬか)、そして終点釧路も近い。

 このあたり海沿いは積雪はそんなにないようだった。むしろ海があるのに乾いた感じの景色が続く。

 そして、午後3時半ころ、まだそんな時間だというのに、早くも真っ赤な夕日が太平洋に沈もうとしていた。

 帯広で半分くらいのお客をおろした特急は、定刻よりも5分程度遅れた午後350分、無事に釧路にたどり着いた。

 それにしても、少しでも油断すれば雪に埋もれてしまうだろう雪国の鉄道路線を保守する鉄道マンの苦労はいかばかりだろう。よほど緻密な計画や備えがあるのに違いない。しかし、石勝線にせよ、根室本線にせよ、JR北海道。決して黒字のドル箱路線とかいうことではないはずだ。

 こうして凍え死ぬことなく、あったかい車内で無事に移動できるのもそういった努力のおかげなのだ。

 時間を要するとはいえ、こうして旅行を楽しめる。本当にありがたいことだと思わずにいられなかった。

 鉄道旅行には、飛行機旅行にはない、なんというか重みみたいなのを感じる。

 旅のブログでないのに、旅行のことばかり書いてすみません。

 次は法律家らしい記事を書こうと思います。

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