2007/12/28 | A.F.MOBILESUIT

2007/12/28

行くぜー行くぜー行くぜ_bよっしゃっ_a.jpg
―U.C.0079.11.10―PM.17:48             オデッサは燃えていたー 連邦軍はここで圧倒的な戦力差を見せつけて、我々ジオン軍に降伏を迫るつもりなんだろうか? ヒュッケンフェルトの頭の中をそんな考えがよぎった。あちこちで激しい戦いが展開されているー  「少慰達はまだかー」 焦りばかりがつのってい
く。ーこのオデッサの戦いが開戦以来の激戦である事は疑いない。 地球連邦軍とジオン軍はあらゆる面において歴然とした差がある。土台から違うのだー  その時、「ヒュ、、ザッザザッ、、 ェルト、、無事か?、、、ザザッ 右斜め後方に下がれ、、ザピーザザッ、、」ー聞き覚えのある声だー 「少慰?シュバルツェ少慰!
ー了解しました!」ヒュッケンフェルトの沈んでいた心に火がついた。右斜め後方に下がりつつ、シュツルムファウストを発射する!同時に左後方からビームの射撃があったーワッケイン曹長のマゼラアタックからの砲撃だった!命中!前方の連邦軍にかなりの損害を与えたー 「間に合ったな。無事か?ヒュッケンフェルト?」ボル
カノが声をかけるー続けてシュバルツェ少慰が言う「ヒュッケンフェルトご苦労だったな。よく一人で持ちこたえたー友軍もかなりの痛手を被っているなー散々たる有り様だ!」 ヒュッケンフェルトが口を開く「少慰。無事でしたか」 「ああ、この重装甲の新型のおかげだな。今しがた新たな通達があってな。この周辺にいた友軍
はあらかた撤退が完了したそうだ。我々はこの場所から移動し他の場所にいる友軍の援護に行くぞ!」   ー宇宙世紀。人間が宇宙に進出してから70年あまり経つが人間は未だに戦争を忘れられずにいたー