子ども手当てについて思うこと
子ども手当てを2万6千円貰えるのなら民主党に投票しよう、そう思って昨年の衆院選に民主党に一票を投じた子育て世代が多かったことは間違いないことです。
私自身、実際に若い子育て世代からそうした声を多く耳にしました。
「予算はある!」と当時の鳩山代表は言い切っていました。
「悪」である自民党政権から「善」である民主党政権になればカネは沸いて出てくる、それを使えばいい、と言い張っていました。
しかし、予算はありませんでした。
しかも、子ども手当ては半分に値切られ、扶養控除も3年後にはなくなり、実質大部分の子育て世代には負担増になります。
そうした中、マニフェストに固着する小沢一郎さんがもし、首相になれば、子ども手当ては2万6千円に増やす可能性が高い。
財源は国債増発しかありません。
一部の方々が警笛を鳴らしても、最大公約数としての国民は、子ども手当て増額を喜び、またもや民主党に票を入れるのでしょうか。
将来の子どもの所得を先食いしての子ども手当てという現実を無視しては国の将来はありません。
このまま行くと、日本全体が自らの足を食う蛸のごとくなるであろうことは、容易に想像できます。
今の日本は生活習慣病
今の日本は、少子高齢化や財政の悪化など、今のような厳しい状況になるのは昔からわかっていたことではないでしょうか。
将来必ず起こる問題を放置し、場当たり的な対処をツギハギで繰り返してきたツケが、今押し寄せてきています。
今、政治がなすべきことは国民住民への迎合ではなく、「今、これをこう解決しなければ将来こんなに大変になります」と説明することです。
耳に痛い厳しいことも、素直に訴えなくてはいけない。
今の日本は生活習慣病のようなものです。
根本治療の苦い薬を処方できる厳しくも優しい医者こそが必要なんです。
民主党代表選
日本が、代表選で政局ごっこをしているあいだに、国際社会は確実に進化している。
外交能力が極めて低いとされている島国日本が、1億2千人の日本国民の生命財産を守る為に、アメリカ・中国・ロシア・中東諸国・EUといった大国、広域経済圏にどういった政策をもって挑んでいくのか・・・
それが、本当の国会議員の仕事ではないのか。