商品を贈答した場合・・・ | ゆっくり走る会計士の仕訳日記帳

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つれづれなるままに更新しています。

今日から11月。


早いもので、年賀状の発売なんかも始まっているらしい。


そういえばもうすぐ公認会計士試験の合格発表がある。


協会の就職説明会のご案内なんかも届いていた。


最近は一般法人の求人も増えているようなので、


興味があるようなところは見ておくといいと思う。



さて、きょうは自社の商品を贈答した場合のはなし。


もうすぐお歳暮のシーズンだし、


実際に自社製品をお歳暮に配る会社なんかもあるだろう。


そのときの仕訳の流れを考えてみよう。



まず商品1,000千円を掛けで仕入れた。



仕入  1,000千円  /  買掛金  1,000千円



仕入れた商品1,000千円のうち、


半分をお歳暮として配った。



交際費  500千円   /  仕入  500千円



基本的に中元・歳暮は交際費となる。


3千円未満の少額であっても交際費となるので要注意。


で、


自社の商品を歳暮に配ったんなら原価で交際費に振り替えればいい。


製品であれば製造原価を振り替えることになる。


あと、財務諸表上は


他勘定振替高として表示することになるので


これも注意しておいた方がいいだろう。



最近はあまり贈答品なんかも控えていることも多いと思うが、


それでも、お得意さんには挨拶訪問でもしながら


贈答品を配って歩くこともあるだろう。


結局、商売は人のつながりが大切だということだよね。



さて、今週もあと1日。


大分、朝なんかは寒くなってきているようなので、


風邪などひかないように頑張りましょう。



てことで、きょうはおしまい。