ひと月ほど前に、イタリアの新首相が『財政再建だけではイタリアは死んでしまう』
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93S01G20130429 (ロイターより)と言っていましたが、<財政再建優先(そのための緊縮財政)>で“死んでしまいそう”なのは、イタリアだけではないようです。

<ユーロ圏4月失業率が過去最悪12.2%、景気支援策への圧力高まりも>
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE94U06E20130531?feedType=RSS&feedName=topNews&rpc=69 (ロイターより)


そこでEUでは、こうした政策を見直すようです。
<欧州委が6カ国の財政目標を緩和、成長戦略への転換鮮明に>  
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE94S01020130529 (ロイターより)
<EU 経済成長重視に政策転換へ> http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/worldecon/658424/ (sankei EXより)


ところが、ところが、日本はーーー欧州の状況を無視しています↓。
<財政健全化を「第4の矢に」 諮問会議、骨太方針策定へ>http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS28043_Y3A520C1EA2000/?dg=1 (日本経済新聞より)
財政健全化を着実に進めることは、国民の将来不安を軽減し、消費が拡大することを通じて経済成長を促す~
財政健全化に向けた基本的考え方/財務省資料より)http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-

of_fiscal_system/report/zaiseia250527/index.htm

これは<非ケインズ効果>という、“彼らの世界”(収入や雇用が、世の中の景気に左右されない世界)では成り立つ理論らしいのですが・・・。私たちのいる現実世界で成り立ちますかね?

<緊縮財政(増税&歳出削減)>は景気を悪くします。となれば<収入減、失業増>→<消費減>→<景気悪化>→<収入減、失業
増>・・・という流れになりませんか?
収入減または失業しても、消費を増やす」という人は、それほど多くはいないでしょう?
「将来不安~」という問題じゃなくて、実際に手元のカネが減れば、消費を増やせないと思いませんか?


現状、国民の生活を壊すのは「財政赤字~」ではなく、<緊縮財政>です。この<緊縮財政>に固執している人間たちが、本当に熱心にしつこく広報宣伝活動をしています。
その甲斐も?あって、日本では「日本は緊縮財政が避けられない。一日も消費税増税しないと破綻する」と信じている国民が少なく
ありませんよね?
この異常な活動のエネルギーを、どうにかして“従軍慰安婦問題”などの<反日プロパガンダ対策>へ向けられませんかねぇ。“毒をもって毒を制す”というように。
何か良いアイデアがあったら、是非教えて下さい。

(アンケートを作りました。お時間のある方は是非)
http://blog.with2.net/vote/?m=va&id=113308