かごめかごめ(25) | アトランティスからの伝言

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かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ?

 

目次
解析1 「かごめかごめ」
解析2 「かごのなかのとりは」
解析3 「いついつでやる」
解析4 「よあけのばんに」
解析5 「つるとかめがすべった」
解析6 「うしろのしょうめんだあれ」

 

2. 「かごのなかのとりは」の解析

 

「かごめかごめ」は多くの古代神話に似て、口承伝達の手段として創作されたため、漢字かな文字に置き換えてしまうと意味を違えるこがあるでしょう。

 

一句目の「かごめかごめ」は、「籠目」と「篭目」の組み合わせでしか訳しようがありません。
「籠」も「篭」も、どちらも意味が同じですから問題はないでしょう。

 

二句目は少し手ごわくなります。

 

これを「籠の中の鳥」あるいは「篭の中の鳥」としてしまうと、何のことかわからなくなります。

 

「かご」を漢字変換すると、「籠」「篭」の他に「駕籠」と「駕篭」が新たに出てきます。

 

「駕籠」「駕篭」とは、担い手が肩に担いで運ぶ形式の乗り物のこと。

 

 

時代劇でお馴染みの「かご」の類ですが、大井川の渡しのように人を上に載せるものも「かご」の一種です。

 

 

つまり編み上げられた道具の「かご」とは別に、人や物を運ぶための荷い棒の付いた乗り物を指す意味の「かご」があります。

 

「籠の中の鳥」は鶏か観賞用の小鳥かもしれませんが、「駕籠の中の鳥」では意味が解りません。

 

肩に担ぐほど巨大な鳥など、存在しないとは言い切れませんが、鶴か白鳥でも運ぼうとしたのでしょうか。

 

「…のなかの」は、間違いなく「…の中の」でしょう。

 

すると「とりは」の「とり」は何のことなのでしょうか。

 

現代でも多くの人々に担がれている身近なものに「神輿」がります。

 

 

「神輿」の「輿」とは、轅(ながえ)と呼ばれる棒の上に、人が載る台を乗せたものを言います。

 

車輪文化が発達して、私たちは「担ぐ」という労役からすっかり解放された感があります。

 

そのわずかな生き残りが、祭りの雰囲気を盛り立てる「神輿」となって全国民に愛されていると言えます。

 

この神輿、中にご神体を収めてある「小型の神社」あるいは「移動神社体」とでも言えましょうか。

 

「神輿」は「神の乗る輿」ですから、必ず人が担ぐような構造になっています。

 

車の付いたものは「山車(だし)」で、これはお清めの儀式に用いる御幣のみでご神体は乗りません。

 

 

つまり神をあらわす象徴は、移動する際、必ず人の肩に担がれなければならないという約束事が存在するようです。

 

下の写真は昭和28年の伊勢神宮式年遷宮の写真ですが、ご神体は大きな白布に覆われて担がれています。

 

 

さて、その神輿ですが、特徴として全体が金箔で覆われ、屋根には金色の鳳凰あるいは千木があしらわれています。

 

つまり、ご神体を収め運ぶための、贅を尽くしたあらゆる装飾が施されていると言えるでしょう。

 

おみこしとは、ひょっとして「人」そのものを表現するのかもしれませんね。

 

多くの人々に担がれるとは、無数の生命存在によって命を保たれているということですし、美しいその外観と構造は人間の身体を表現したものと言えるかもしれません。

 

大切な事は、人の本質が霊であり、魂であり、神でもあるという、次元を違えた見えない世界の不滅の存在だということです。

 

では、次回に続けます。

あっ、「とり」についても次回ね。

 

 

*** ご 案 内 ***

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