【番外編】2014.6 FIFAワールドカップブラジル2014 埼玉スタジアムPV その1 | あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

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カメラの蒼生≪あおい≫と一緒にまわった、ひとりとひとつの旅のきろく。

4年に一度、世界中のフットボール好きが騒ぎ出すお祭りがやってきた!!

響くアンセム、高らかな国歌、ウェーブするスタジアム、大番狂わせ。

音のないボールタッチ、針の穴を通すキラーパス、魂のボレーシュート。

時にそれは芸術。


この熱気に乗り遅れるのももったいないので、旬のうちに番外編。

FIFAワールドカップ ブラジル2014、グループCの第一戦

日本×コートジボワール

意気込んで、埼玉スタジアムのパブリックビューイング

乗り込み観戦してきました!!


*試合の中身というより、埼スタPVの様子レポです!




Road for Battle.







いや、なんでわざわざお金払ってパブリックビューイングに出かけるの?

家のテレビで好きなもの食べ飲みしながらゆっくり見たらいいじゃない。

…自分も結構そう思っていました(笑)


しかし、そこに行かなければ分からないことがある!

意味がある、ないは自分が決めること。


やはり普段サッカーが行われている、スタジアムで観戦することには

何か意味がある気がして。

観客席に一歩足を踏み入れれば、夏に差し掛かった太陽の強い光を浴びながら

ざわざわという試合前の期待に溢れる緊張感が漂ってきて、身震いする。

こういうのは、スタジアムならではの雰囲気。





前兆。






SAMURAI BLUEのユニフォームを見に纏った仲間たちが

スタンドを埋め尽くしていく。

この青の群れは空に近い。

これに囲まれると否が応でも高揚感を隠し切れなくなる。


埼玉スタジアム2002はサッカー専用スタジアムです。

屋根は途中から青空に変わり、抜けていくような開放感。


パブリックビューイングのときは基本的にメインスタンドのみ開いています。

ここで試合が行われるときは逆に見られない、

バックスタンド~両ゴール裏に誰も人がいない空間。

これはこれで珍しい。


そして同じく、誰もいないピッチ。

だけどこの上は、遥か地球の裏側にある、ブラジルのピッチに繋がっている。

ここから選手たちの熱気が伝わってくるようでした。





ホイッスルを待つ。






席は自由席で、午前中はメインロアーの下の方に

容赦なく太陽の光が降り注ぎます。

自分の席を示すマフラータオルが、静かに、だけど内々には激しく、

いよいよやってきた日本のその瞬間をじっと待ち続けていました。


こちらも暑い中待っている背中。




父と息子。







親子で見に来ている方も結構いました。

子供たちの瞳に、数年後の未来が映ったらいいですね。

ここでみんなと分かち合ったことが、なんとなく彼のこの先を作るピクセルのひとつになったら嬉しい気がする。


さて、埼スタには特にゲストで元日本代表の方とか、芸能人とかは来ません。

ただスタジアムに来て、ゴール裏の大型ビジョンでテレビ放送と同じ中継映像を

みんなで見るだけです。

いや、それが楽しいのですが!


しいて特別なことと言えば、テレビカメラの取材が多く来ていること?

運がよければテレビや埼スタのビジョンに映れます!!

(自分は逆に必死によけてました笑)




カメラよ追ってこい!







大型ビジョンにサポーターの姿がときどき映ります。

映ったサポーターが、自分のまわりが映されている!と気づくと

あの手この手でカメラの興味を引き寄せようとします。笑

その盛り上がりもまた熱くておもしろい!




蜘蛛の男!






試合前、ハーフタイムなどにはテレビカメラの取材も入っていました。

よく「私は今、埼玉スタジアムのパブリックビューイングに来ています!」って

アナウンサーの方が言っているやつですね。

こうやって撮ってるんだーと思わず見学。

この日はNHKの生中継と、フジテレビのすぽるとの取材などが来ていました。


すぐうしろに大きな声でずっと歌っている集団がいて、

振り返ったら格好もすごかったww

テレビカメラも思わず向いていました。

取材の方が「なんか盛り上がってください!」(←無茶振りw)と言うと

「オ~ニッポン~♪」とお祭り騒ぎ。

とにかく陽気w


このスパイダーマンの方は試合後にもインタビューを受けていて

マスクをかぶったまますごい冷静な分析をしていたので

あとでテレビで見て思わず笑ってしまいましたw



さて、パブリックビューイングは本当に試合の直前になるまで映像は映りません。

9:30過ぎにスタメン発表があり、9:45頃、会場内にアナウンスが。


「まもなく選手入場です!」


聴こえてくるFIFAのアンセム。

大型ビジョンにSAMURAI BLUEの選手たちが映り込みます。

それとともに会場は総立ち&大歓声に包まれる。

サポーターの方が持ち込んだ、大きな日の丸の旗が振られて。




誇り。







優雅に翻る日の丸を見て、

ああ、いよいよ世界の大会が始まるんだなぁ…という実感がじわじわ湧いてきて、

別に自分が直接相手と戦うわけではないけれど、いちサッカーファンとしては

感慨深い気持ちになりました…。


選手入場でアンセムが止むと、まずは対戦国コートジボワールの国歌斉唱。

つづいて、日本の「君が代」が流れます。

ブラジルと同じ時間に、ここ埼スタでもみんなの君が代が響きました。




どうか、届け。







いつものようにタオルを掲げながら。

このタオルは国旗の代わり、国の代わり、プライドの代わり。

肩を組んだ選手たちの緊張の背中に、少しでも我々の想いが届くように。


国歌を歌い終わって、記念撮影のあと選手たちが集まって輪を作る。

円陣来たーー!!




輪になれ、日本。







今回の日本のユニフォーム、特にアウェーはいろいろ言われていますが(苦笑)、

背中のラインが円を作る!という発想は素敵だと思う。

濃いブルーの中に一筋の光を描くように、蛍光色のラインが浮かび上がる。

この瞬間を待っていた。


戦いの前の燃える闘争心は最高潮に、

あちこちから勝ち鬨が上がります。

ついに自分たちの戦いが始まること。世界に試され、試すこと。

この熱気は、やはりテレビの前だけでは感じられないのではないかと思う。





夢にエールを。






鳴り響く試合のホイッスル。

ブラジルサポーターの気合がこちらにも伝わり、

ボールを追いかける選手たちを後押しするように

日本コールが沸き起こる。

ゴールが生まれれば大歓声と、誰かれ構わずハイタッチ。

逆にこちらが失点すれば、一瞬のため息のあとすぐに「まだやれる」というエール。

みんな、選手の背中に自分の何かを重ねているんだろうな。

だからこそ声が枯れるまで応援して、負けても何とか前を向こうとする。


ここからは自分も試合に夢中になってしまった(笑)ので、写真はおわり。

大事な初戦を落とし、二戦目も勝ち点1しか取れなかったわけですが、

次のコロンビア戦はもうとにかく納得のいくまで限界を出してほしいですね!


ほんとは次の試合も埼スタ行きたいけど、いかんせん時間が時間なだけに

電車がないw 残念。。


さて!この日は試合こそ負けてしまいましたが、

落ち込んでいる暇はなく…むしろさらにテンションの上がるイベントが待っていた。

スタジアムのあれやこれやを特別に見学できる、埼玉スタジアムツアーに参加してきました!

そのレポートは次回に。


*その2~ガイドツアー1~はこちら